働き方

【瓦版 働き方相談室】夢か現実か…

投稿日:2014年3月11日 / by

dia

「私には夢があります。実現するために会社を辞めることも考えていますが、このご時世なので踏ん切りがつきません」(30歳会社員)

◇ポイント
・本気なら飛び込め
・迷っているなら側道を活用せよ
・仲間と追いかける道もある


A:本気なら退路を断って飛び込むべき。人生は一度きり

夢の本気度にもよりますが、軽いものじゃないなら、やってみることでしょう。10年後を考えてみましょう。夢をあきらめて会社員を続けていた場合、あなたは自分が職場で輝いているイメージができるでしょうか。逆に夢を選択していたら、どんな自分の姿が浮かびますか。それが明確に思い描けるなら、迷わず輝いているイメージの方へ進むべきです。万一失敗したら? それも人生でしょう。でも、夢を追う決断ができたなら、おそらく、少々の困難は苦にならないくらいのメンタルの持ち主になっていることでしょう。だから、野垂れ死ぬようなことはありません。まだ30歳なのですからなおさらです。

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▽迷っているならセミチャレンジしてみる

・夢の道へ歩むべきか。迷っているなら、それが本物かを試してみる方法もあります。仕事をつづけながら、休日限定で、夢にトライしてみるのです。本格的なものは難しいでしょうが、限定チャレンジによって見えてくるものがあるはずです。仕事を続けながらですから、かえっていまの仕事のありがたみを感じることもあるかもしれません。どうしても迷いが消えないなら、“セミチャレンジ”してみるのもいいかもしれません。決断はそれからでも全然遅くないでしょう。

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▽徹底的に極めてしまう

dreamer-nakamura・夢の種類が、スポーツのように天賦の才が関わるようなものでなければ、じっくりと極めてしまうというアプローチもありです。例えば、誰よりも鉄道について詳しいなら、それを徹底的に極め、「電車博士」を名乗ってしまうのです。いまはそうした情報を個人でいくらでも不特定多数に発信できるツールがありますから、自力での夢実現も不可能ではありません。仕事を続けながらでもできるわけですから、やる気と情熱さえあれば、実現の可能性は高いでしょう。

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▽なぜ失敗するのか

・夢を追って失敗する人が後を絶ちません。なぜ、こうも夢破れる人が多いのでしょうか。それが夢の魔力なのでしょうか。実は、夢破れる人の多くは、戦わずして敗れているのです。つまり、勝手に妄想し、障壁を高く掲げ、その壁を超えるのをやめてしまうのです。やって失敗は前進ですが、やらずに“失敗”は後退です。まずは、ネガティブなマインドを改善することが先決かもしれません。

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▽「環境」を変えてみる

・会社員が、ノマドのように拠点を変えながら仕事をするのは現実的ではないかもしれませんが、時折、違う環境に身を置くにはいい刺激になるかもしれません。最適なのはコワーキングスペースです。フリーランスや起業を目指すワーカーなども多く、自分の夢追い度との温度差を測りながら、客観的に本気度を見定めることで、踏み込む強さを冷静に検討してみるのもいいかもしれません。

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▽仲間と夢を追いかける

・個人で夢を追いかけるのいいですが、仲間と夢を追うのは心強く、踏み出しやすかもしれません。起業という形もあるでしょうが、今はより手軽にチームを結成し、夢実現の足掛かりとする方法もあります。ランサーズの「マイチーム」は、自分の弱みを仲間に補ってもらいながら、夢実現を加速させる機能であり、活用してみる価値があるかもしれません。

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【まとめ】

夢を追うというと少々大袈裟に聞こえるかもしれない。しかし、なにもプロ野球選手になるとかF1レーサーになるとかオリンピックに出場するという類のものでなくても夢はある。社長になる、本を出版する、海外で働く…なども立派な夢だ。目標との違いは、それを達成することが心から自分がやりたいか否か、ということといえるだろう。夢を持つことで人は大きなパワーを発揮できるようになる。心から自分がやりたいことに向かっていくことで、脳が活発になり手足がどんどん動いてくれる。だから、本気ならすぐにでも追いかけるべきなのだ。そうした体験は、万一失敗に終わったとしても人間として大きな成長をさせてくれる。人生が終わるわけじゃない。こういうご時世だからこそ、夢を持つことにはより価値があるし、追いかけることはより意義があることを理解しておこう。

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