働き方

内定数150%アップの「応募しない転職活動」

投稿日:2013年7月10日 / by

応募しない転職サイト転職サイト「Green」(http://www.green-japan.com/)の新しい試みが、優れた結果を出している。その試みとは「応募しない転職活動」。一体どんなものなのか…。

簡単にいえば、企業への最初のアプローチを「応募」ではなく「気になる/会いたい」へ変えただけのことである。たったそれだけとはいえ、この差が実はベストなマッチングへの近道になる可能性を秘めている。

同社はこの「気になる」機能の設置にあたり、利用者の声を分析。その結果、「スカウトメールが多すぎてみる気になれない」、「応募書類を書くのが面倒臭い」、「選ばれている感じが対等でなく抵抗感がある」、「あってみないと雰囲気が分からないので応募できない」…などの声があり、利用者が現状の転職システムへ多くの不満を抱えていることが浮き彫りになった。

そこで、書類選考で落ちることなく対等な立ち位置でまずはあってから自分で確かめられる場を設定する目的で「気になる」機能の設置にたどり着いた。企業へのアプローチの敷居を下げることで、よりライトに、しかし、真剣に企業と向き合える場をつくったわけだ。

仕組みは単純。企業が、そして転職者が双方ワンクリックで「気になる」を送りあう。相思相愛が確認されれば、企業は「会いたい」のメッセージを送信。この時点で、「面談」が確定する。書類選考はなく、会って話す場が与えられる。その結果どうなるかは、双方次第だが、なぜか書類選考で落とされるというアンマッチは確実に解消される。

実際、同社がテスト的に導入した5-6月の利用企業の結果は、過去三ヶ月と比較すると、応募数、書類選考通過数、内定数の全てが1.5倍以上に増加した。敷居が下がり、会ってから審査となるという仕組みが、見事に結果に反映されたといえる。

利用者は「お互い気になったところからのメッセージなのでスムースに行動に移せた」、「面倒な職務経歴書を書く前に一度会って確かめられるのがよかった」、「気軽に始めたが本当に行きたい会社に出会えた」など、この機能への高い評価を寄せている。

同社によれば、これまでにこの機能を利用する転職者約6,000人、採用企業約500社(2013年7月1日時点)という。

働き方の価値観が、お金だけでなくやりがいへとシフトしつつある中、転職者-企業のマッチング精度は今後、非常に重要になってくる。SNS就活なども盛んだが、ネットによるコミュニケーション等の有効活用で、ミスマッチを減らす転職への動きが拡大していけば、働き方の未来は明るく拓けていけそうだ。

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