
モチベーション高いのは営業・販売系、製薬等メーカー。低いのは開発・製造系、IT・通信業界
JTBグループの人事コンサルティング会社(株)JTBモチベーションズ(東京都港区 代表取締役社長:市川正資)は、「モチベーション・レポート2012年」をまとめ、2013年3月11日に公開した。
同レポートは、モチベーション向上施策の参考資料とすることを目的とし、独自の「やる気」分析システムMSQ*を2012年に受検した企業人のデータから3,802名のデータをサンプリング、集計し、そのモチベーション傾向を抽出したもの。独自分析システムMSQは、やる気を数値化し、その高さ、要因を明らかにする。
レポートによれば、モチベーションが高いのは、営業・販売系、医療関連製造業界、就業20年以上、55歳以上、男性、管理職、転職2回以上。モチベーションが低いのは、開発・製造系、IT・通信業界、就業3~4年、20歳代後半、女性、管理職以外、転職経験なし。
同社では「製造系のモチベーションの低さについては、昨今の各業界における開発競争の更なる激化による開発・製造期間短縮やコスト削減など厳しい環境要因が散見されたことなどが開発・製造系のモチベーションに影響を与えている。女性については、ダイバーシティ施策の効果で環境面の充実は少しずつ進んでいるものの、仕事の中で思う存分モチベーションを発揮する状態にはまだ道のりは遠いものと思われる」などと分析している。