働き方

運動しながら仕事するのはアリですか

投稿日:2014年9月29日 / by
座りっぱなしで仕事するよりも実は効率的?

座りっぱなしで仕事するよりも実は効率的?

運動しながら仕事をする。学生時代は“ながら勉強”もよくやったが、さすがに職場でながら仕事はなかなか難しい。そうした中、仕事と運動が両立できる機器がアメリカから上陸した。 『FitDesk X2.0 』だ。(株)POD(所在地:兵庫県姫路市、代表取締役社長:神薗 洋)が、日本総代理店として、オンライン直販、小売店への卸売で販売する。

同製品は、 エアロバイクにパソコンデスクが融合したエクササイズマシン。いうまでもないが、エアロバイクを漕ぎながら、パソコンを使って仕事ができるというワケだ。

誕生の背景は、いたってシンプル。 開発したRevo Innovations社のSteven CEO氏が従業員の病欠の多さに頭を悩ませ、社内調査。その結果、明らかに太っている従業員の病欠が多いことが判明。そこで、社内にフィットネス環境を作ったが、ほとんどの従業員は「忙しくて利用する時間が無い」という理由で使わなかった。ならばと、仕事をしながら運動できるモノをと4年もの歳月をかけ開発した。

十分に時間をかけただけあって、単なるエアロバイクとパソコンデスクの合体レベルではない仕上がりとなっている。シートの高さは自在に調整でき、背もたれもついており、バイクを漕ぎながらでも安定した着座姿勢をキープできる。テーブルは、自在に前後にスライドでき、一番タイピングしやすい位置を簡単に調整可能だ。引き出しもあり、資料やモバイルツールの収納もOK。さらにデスク手前にはマッサージローラーまでついている。意外だが、仕事をする態勢としてはかなりいい感じになる。

問題は、そもそもエアロバイクを漕ぎなら、集中して仕事ができるのか、という点。こればかりは実際にやってみるしかない。結論から言えば、「十分あり」。運動といっても、ペダルをこぐだけの単純動作なので、タイピングや思考にはほとんど影響はない。むしろ、運動は脳は活性化するともいわれており、クリエイティブなアイディア浮かぶメリットの方が大きそうだ。

海外ではランニングマシンとデスクが融合したアイテムなどもあり、職場での運動不足解消に様々な知恵が投下されている。内勤ワーカーは寿命が短くなる傾向にある、という恐ろしいデータもあり、社員の健康管理や生産性向上を考えても、仕事と運動の融合は、ありえないとばかりは言っていられない。瓦版では、これからのスタンダードワークスタイルとして、「スタンディングワーク」に注目しているが、仕事の仕方は、今後、社員がより良く働けるスタイルへと、いろいろな形へ深化していきそうだ。

製品の価格は4万9,800円(税抜)。

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