働き方

情報発信が生む意外な副産物

投稿日:2014年10月8日 / by
いまでは趣味系雑誌の購読が増大(平城氏撮影)

いまでは趣味系雑誌の購読が増大(平城氏撮影)

仕事一筋で暗闇の「無趣味」の20代

数年前までの私は無趣味でした。ビジネスで結果を出すことに集中していたので、趣味的な活動をしている時間がもったいなかったのです。交流会などで自己紹介をする時に、趣味のことを聞かれるのが怖いぐらいでした。

『映画鑑賞』、『音楽鑑賞』などと言っても、まったくオリジナリティーがありません。そもそも、これらの魅力について、生き生きと語れる自分がいませんでした。

でも、仕事には情熱を持って取り組んでいました。世の中に貢献できる何かを生み出したい、と常に考えていました。

23歳で起業を志し、24歳で一度起業をして26歳で一度再就職し、29歳で再び独立を果たしました。

20代は、『無趣味の時代』でした。なかなか先が見えない、闇の中を走っているような感じでしたが、あの時の努力は今となってみれば、楽しい時間でもありました。

情報発信が変えた趣味との距離感

32歳である程度時間に余裕が取れるようになり、海外ノマドの道へと進みました。そして、Facebookでこのライフスタイルを情報発信をするようになり、少しずつ趣味と言えるものが増えてきました。毎月、趣味系の雑誌を沢山買うようになりました。(マレーシアとシンガポールの雑誌は家族旅行のために。)

そして今は、自信を持って言える趣味が沢山あります。情報発信をしていると、共感して頂ける方が出てくるので、期待に応えようとしてさらにその道を追及するようになります。

写真の機材や空撮の機材なども、情報発信をしていなければ、まったく興味を持っていなかったでしょう。

私はただひたすら、もっと多くの方に『海外ノマド』の魅力を伝えたかっただけです。もっと多くの方に興味を持って頂くには、私が体感した空間をよりリアルに伝えたい。これを追及していった結果、必然的にこれらの機材を揃えることになったのです。

私のライフスタイルは、最初から持っていたわけではなく、Facebookで情報発信をスタートしてから、約3年の間に作られていったのです。ですので、今現在、やりたいことや生きがいが見つかっていない方は、ぜひ何らかの情報発信をしてみてください。(隔週水曜更新)


海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
@SOHO:http://www.atsoho.com

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