働き方

非正規女性の1か月の自己投資額

投稿日:2014年2月20日 / by

正社員で働くことを希望する女性の8割以上が自己投資が必要と認識。人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン(株)(東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、正社員で働くことを希望する女性向け求人情報サイト「[en]ウィメンズワーク」(http://women.en-japan.com/)上で、サイト利用者女性869名を対象に「貯金と自己投資」をテーマに行ったアンケート調査から分かった。

「将来のために自己投資が必要か」という問いでは、「非常に必要だと思う」が34%、「必要だと思う」が50%で、計84%が必要と回答した。その理由としては、“転職・キャリアアップの幅が広がる”、“流動的な世の中の状況に適応できるように”といった声が挙がっている。

では、その額はいくら位を考えているのか。1ヶ月の自己投資額は「3000円未満」が29%、「3000円~5000円未満」が22%で、計51%。半数以上が自己投資額月5000円未満という結果だった。収入が不安定で思い切った投資は難しく、資格取得や勉強、読書といった、一人で完結しやすく、コストも抑えられる活動で自分磨きを行う実態が浮かび上がる。

エン・ジャパン調査結果

エン・ジャパン調べ

その一方で、全体の2割以上が月1万円以上の自己投資を行っており、スキルアップの重要性が強く意識されていることがうかがえる。投資額と正社員への転換率の高低が必ずしも相関するとは限らないだろうが、投資額を控えている層は将来を悲観し、多少無理をしても奮発している層は、将来に希望を持っているともいえるのかもしれない。

 貯金については、その目的について「何らかの緊急事態に備えて」が全体第一。以下、第2位が「老後に備えて」(53%)と続いた。年代別に見ると、20代では第1位が「何らかの緊急事態に備えて」、第2位「旅行・レジャー資金」、第3位「結婚資金」と続くのに対し、30代・40代になると第1位「老後に備えて」、第2位「何らかの緊急事態に備えて」、第3位「病気やケガなどに備えて」という結果。やはり、年齢とともに“将来への備え”という意識が高まっていることがうかがえる。

 「非正規」と「女性」は、今後の労働市場におけるキーワードのひとつ。正社員数は今後、緩やかながらも減少するとの見方が強く、あまり期待はできないが、一方で女性はその活用を促進する動きが活発となっている。自分への投資を惜しまず、スキルを磨いていれば、着実にチャンスの幅は大きく広がるはずである。

 

 

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