
出世する人が遅老の理由
「脱かくれ老化プロジェクト」実行委員会は、このほど「かくれ老化」に関するインターネット調査を実施。40代~50代の役職者および一般社員それぞれ200名ずつ計400名を対象にアンケートを行った。
その結果、かくれ老化の割合が、一般社員47.5%に対し、役職者では37.5%と10%も低いことが分かった。単純に考えれば、役職者の方が給与は高いが、激務であり、老化の進行が早そうだが、結果は逆だった。
理由について同社では、さらなる質問から分析。健康な役職者、一般社員それぞれに「人と会うことが好きか?」という質問を行い、役職者では66.4%が、一般社員では、33%が「好き」と回答した。
健康な人だけで見た場合、なんと役職者と一般社員の「人に会うこと好き」は倍以上の差。そしたことから、同実行委員では「積極的に人と接することが、“かくれ老化対策”の秘訣として重要」と分析している。
かくれ老化について同プロジェクトでは、細胞や組織の劣化から体の内部で静かに老化が進行し、30代までは気にならなかったカラダの様々な部位に現れる、筋肉や骨、髪、爪などの小さな困った変化、と定義している。