働き方

2013年のヒット商品を発表/日経トレンディ

投稿日:2013年10月31日 / by
今年ヒットした人々

左から渡辺編集長、宮崎、福士、大久保

「日経トレンディ」(日経BP社 東京都港区、渡辺敦美編集長)は2013年10月31日、「2013年ヒット商品ベスト30」を発表した。併せて、2014年のヒット予測も発表した。

経済にやや復調気配が漂う中、東京五輪が決定するなど、ここ数年では明るめのムードだった2013年。同誌が選んだベスト商品は、コンビニコーヒーだった。

意外な感じもあるが、数字で見れば納得する。サークルKサンクスが先鞭をつけたコンビニコーヒーは、ローソンやファミリーマートが追随し、最後発のセブンイレブンが1月から「セブンカフェ」で参戦。9月には全店での導入を完了し、9月末には累計2億杯を達成。年間販売目標は、なんと4億5千万杯を見込む。

「今年はコンビニの強さが際立った。その象徴的存在がコンビニコーヒー。“コーヒーはコンビニで買う”を浸透させ、他業界にもたらしたインパクトは甚大でした。ファストフードや缶コーヒーのパイを奪い、安さ、上質さ、利便性の全てを兼ね備えたことで絶大な支持を集めました」と同誌では選定理由を説明する。

パイ奪取だけでなく、13年1~8月の前年同月比で日本のコーヒーの国内消費量を6%アップを実現。消費そのものを変えるインパクトを残した。ノマドや社外ワーカーにとっても、影響を与えた。コーヒー提供に伴い、コンビニ内のイートインスペースも急増。ファクス、プリンタ、WIFIなどが完備されたコンビニが、“格安ワーキングスペース”と化し、ワークスタイルの風景も一変させた。

2位以下は、パズル&ドラゴン、アベノミクス消費、半沢直樹、伊勢・出雲と続いた(表参照)。「今年の傾向は、ただ安いだけでもなく高いものがいいわけではないものが売れました。値段でなく、価値に対して消費が動いた1年だったといえます。消費者はますます賢くなっています」と渡辺編集長は総括した。

2014年のヒット予測ランキングは、1位毎日自作サプリスムージー、以下ハリーポッターと大阪の“城”、グランピング・ゴルフ、お値打ち4Kテレビ、Lサイズスマホとなった。2013年同様、消費税アップも控えており、堅調な消費者が、真に価値ある製品に財布のひもを緩める1年、と同誌では予測している。

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