働き方

3・11から2年

投稿日:2013年3月11日 / by

おっちょこちょい伝衛門 いや~っ、もう2年になるんすね。あっしはちょうど電車から降りるところで駅のホームにおりやした。轟音と白煙に包まれ、この世の終わりかと思いやしたよ。

お毒 早いものね。アタシたちは、拠点が東京だからまだよかったけど、被災地の東北エリアの傷跡はまだまだ残ってるものね。もちろん、もはや被災地だけの問題じゃなくて、いつまた起こってもおかしくないわけないだから、日本全体のこととしてしっかりと受け止め、いつまでも忘れてはいけないわよね。

伝衛門 情報では、東日本大震災によって海底のプレートが大きく動いたことによって、関東から南海エリアまでがかなり危険な状況にあるってことでやんすからね。

お毒 変に不安をあおるのはよくないけれど、やっぱり危険な可能性があるなら、それにしっかりと備えるようにしないといけないわね。なにかあったら火の元、津波の有無を確認し、安全な場所に速やかに避難する。とにかく、迅速に判断することが大事ね。

猫田先生 東日本大震災によって、多くの人が働き方についていろいろと考える機会にもなったんだよな。どんな事業も大自然の前には無力。もっと社会に貢献できないのかとか、非常時にどうやって事業を継続するのかとか、円滑に事業を進めるにはどうすべきなのかとか、な。ICTを活用したテレワークが見直され、昨今ではクラウドの活用により、いつどこでもオフィスと同様の業務が遂行できるシステムを大企業を中心にたくさん導入が進んできている。

毒舌家

お毒 首都圏では交通網がマヒして、しばらくは事業がストップしたような状態だったものね。携帯もつながりにくくなったし。あの時は、都市がものすごく便利なっていることばかりに目が行っていたのもが、一転してそれがいかにもろいものかを実感したわね。真剣にこれからどうなるんだろう、ってものすごい不安になったわ。

物知り

猫田先生 あれ以降、地震情報の伝達システムや予知に関する研究も一層進んだ。万一に備え、どうすべきかという意識もかなり高まっている。でもやっぱりは相手は自然。いつ起こるかなんて正確には分からない。もっとすごい巨大地震が来る可能性だってある。だから、本当に常に巨大地震を想定して、その時どう動くのか、その時には携帯も役に立たないことを考慮し、決め事をつくってあわてずうろたえないよう行動できるようにしておくしかねぇ。当たり前のことだが、これは人間の本能的な部分のことであって、昨今はそこんとこが薄れ気味なんだから、口酸っぱくいっても言い過ぎにはなんねぇだろ。

伝衛門 危険を察したらあわてない、的確に判断する、そして行動する、ですね。

お毒 東日本大震災はいま生きている人にとっては最大級の自然災害だったわけだから、あれを教訓にできないなら、被災した人にも申し訳が立たないわ。毎年この日だけじゃなくて、毎日、いつ来てもおかしくない大地震に備え、一人一人が被害を最小限にする努力を怠らないことよね。思い出したくないことだけど、自分自身のことでもあるって捉えないと、何の意味もないわね。

 

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