働き方

今年最も輝いた働く女性が決定

投稿日:2013年12月6日 / by
佐藤真海

大賞を受賞したパラリンピアンの佐藤真海さん

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014」が2013年12月6日、都内で発表され、大賞には、パラリンピアンの佐藤真海氏(サントリーホールディングス株式会社)が選出された。同賞は、日経WOMAN(日経BP社 東京都港区、佐藤珠希編集長)が各界で最も活躍した働く女性に送る賞で、今年で15回目。

五輪招致での感動のプレゼンが記憶に新しい佐藤氏。パラリンピアンとしては2013年は、走り幅跳びで5m02cmの日本記録を樹立。7月には国際パラリンピック委員会世界選手権で銅メダルを獲得するなど、飛躍の一年となった。働く女性としても、サントリー社員として主体性をもって活動。さらに障害者スポーツの理解と支援を広げる活動にも取り組んでいる。

「足を失ったときには、心の底からから笑う事ができない日々が続いたがスポーツを始めて前向きになれた。あの時、まさかこんな日が来るなんて想像できなかった。今年は本当にいろいろなことがありましたが、自分にしかでき無い事。活動する事で、元気とか笑顔の輪を広げていければと思います。私自身もチャレンジを続けていきたい」と佐藤氏は、受賞の喜びを語った。

骨肉腫発症、右足切断という困難に直面しながら、スポーツに取り組み、生きがいを発見。現実をしっかりと受け止めながらも、見事に次のステップへ飛翔し、日本中に感動をもたらした佐藤氏。パラリンピアンとしても、働く女性としても困難の克服とチャンスを生かす才能を見事に発揮し、大きな希望を与えた。

授賞式では、リーダー部門、キャリアクリエイト部門、ヒットメーカー部門で計9人の受賞者が集い、それぞれ喜びを語った。


「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014」

☆大賞<キャリアクリエイト部門>

佐藤 真海(31歳)さとう・まみ

サントリーホールディングス株式会社 CSR推進部
パラリンピアン(※)

※パラリンピアン=障害者スポーツ競技会「パラリンピック」に出場した選手の呼称

受賞理由:ハンデを乗り越えて独自のキャリアを切り開き、2020年五輪の東京招致に貢献

▽準大賞<リーダー部門>
片田江 舞子(38歳) かただえ・まいこ
株式会社東京大学エッジキャピタル パートナー
受賞理由:創薬の世界に革命を起こす技術を見いだし、時価総額1600億円のバイオベンチャーの起業と上場をリード

▽準大賞<ヒットメーカー部門>
岩倉 暢子(35歳) いわくら・ようこ
日本放送協会 デザインセンター
映像デザイン部
受賞理由:国民的大ヒットドラマ『あまちゃん』で、斬新な番組ロゴやセット、キャラクターをデザイン。作品の世界観を確立

ウーマンオブザイヤー2014

授賞式には今年活躍した各界の女性陣が集結した(都内)

・入賞<リーダー部門>
山田 由佳(50歳) やまだ・ゆか
パナソニック株式会社 先端技術研究所
エコマテリアル研究グループ グループマネージャー

・入賞<ヒットメーカー部門>
川上 登美子(33歳) かわかみ・とみこ
株式会社資生堂
国際事業部 アジアパシフィック営業部

・入賞<ヒットメーカー部門>
藤代 智春さん(28歳) ふじしろ・ちはる
ピップ株式会社
商品開発事業本部 マーケティング部

・入賞<キャリアクリエイト部門>
坪内 知佳(27歳) つぼうち・ちか
萩大島船団丸 代表

・入賞<キャリアクリエイト部門>
田中 知美(44歳) たなか・ともみ
合同会社エッジ 代表
合同会社ドリームオン 代表

・入賞<キャリアクリエイト部門>
吉田 正子(52歳) よしだ・まさこ
東京海上日動火災保険株式会社 執行役員
旅行業営業部長

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について