
ママ社員がスマートに働くための“三種の神器”とは

ちびっこが乱入するハプニングも(左から主婦と生活社・山岡氏、STRIDE・石田氏、サイバーエージェント・田村氏、東急電鉄・樺氏、マードゥレクス・野村氏)
ママさん社員Sは、時短で働いている。一般社員より1時間半早く帰り、子育てに励む。産休前は、残業をバリバリこなし、売り上げランキングにもこだわっていたが、いまはやるべきことを認識し、優先順位を明確にして、メリハリをつけて必要十分な活躍をしている。
“働き方の祭典”TWDW3日目(2014年11月21日)では、渋谷で働くママ4人が「渋谷ではたらくママ社員トーク 育休後のリアル」のテーマでセッション。共に2児のママとして仕事を継続する立場で、苦労や仕事術などを公開した。
4人とも1人目の時は苦しんだと明かす一方で、2人目はラクだったという。その理由は「何でも自分一人でというのがなくなったのと、なんとかなるといい意味で開き直れた」ことを挙げた。また、産休前と産休後の働き方の変化については「やっぱり仕事が好きということを認識し、感謝の気持ちを持って働けるようになった」と話していた。
もっとも、定時に帰る後ろめたさはなかなかぬぐえない苦悩はあるという。それでも、あるママ社員は、子育てが一段落する夜の9時過ぎにはスカイプで社員とやり取りする日常があることを当たり前のように語っていた。マルチに仕事をこなすママさん社員は、どうしても時間的に毎日がカツカツとなる。そうした課題は、“3種の神器”の有効活用でクリアしているという。
それはズバリ、「食器洗浄機」、「ルンバ」、「義母(夫も)」だ。前者2つは、仕事中に家事を終えてくれるテクノロジーの活用。後者は、絶対の安心感があるヒューマンパワーの活用だ。とにかく使えるものはどんどん活用し、感謝の気持ちを忘れずに、ママさん社員は分刻みの日々をスイスイと乗り切っている。
まだ子供は一人だが、上記の先輩ママ社員並みに仕事を手際よくこなし、キッチリ時間通りに帰社するS。女性社員のロールモデルとしても模範的な仕事ぶりだが、実は、本人は「子ども1人で一杯一杯」と思っている。だが、渋谷で働くママの話から推察すると、2人目を生むことでさらにパワーアップしそうでもある。母は強しーー。