働き方

ユニフォーム販売で業績急進させたワークスタイル変革とは

投稿日:2013年4月20日 / by
色とりどりのユニフォーム

ネットに特化したがショールームは充実させた

業務用ユニフォームの販売を手がける(株)ランドマーク(東京都千代田区、代表取締役:石井 和雄)は、インターネット通販による2012年度の売上が10.3億円(前年比128%)を達成したことを発表した。インターネット通販で年商10億円を突破したのは、ユニフォーム通販業界で初(同社調べ)。

ユニフォーム業界のこれまでの販売スタイルは、外勤営業による販売・受注がメイン。同社が、その舵を切ったのは2001年。バブル崩壊以降、年々縮小し続けた国内ユニフォーム市場にあって、苦肉の策ともいえる形で、ネット通販特化型へと大胆シフトした。

従来のやり方を捨て、ネット通販へ特化しながら、順調に業績を伸ばしたのは、対面型の良さをできる限り、ネット販売でもキープした点にあるといえる。商品の「サンプル貸出し」、ワーキングウェアの「人気ランキング」、「季節に合わせた特集」など、ある意味で来店時以上に魅力的な提案をサイトに盛り込むことで、ニーズを掬い取った。

同社の取り組みは、経済産業省主催の「中小企業IT経営力大賞2010」に認定されるなど、シュリンクする市場にあって、高い評価も受けている。近年では東日本大震災の復興活動を皮切りにワーキングウェアの需要も増加。景気微増なども追い風となり、大台突破を後押しした。

また、同社は、通販サイトでは一般的となりつつある「自動見積り」「デザインシミュレーション」などの機能を、いち早く実装。さらにネットに不慣れな人でも使いやすいサイトを意識し、若者のアイデアも採用しながら、総合サイトの『ユニフォームタウン』から、カテゴリー別に『事務服ピーチ』『スタッフジャンパータウン』『作業服ガテン』というカテゴリー別4つのサイトに独立させることで、分かりやすさを追求した。

今後について同社では「色々な商品に特化した通販サイトやスマートフォンサイトの制作など、インターネット通販を利用されるお客様に合わせたきめ細かい販路を確保し、お客様の購買行動を先読みしながら、新しい記録を樹立していきたい」としている。

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