働き方

早起きは三文の徳を実践する広報ウーマンが夜更かしする時

投稿日:2016年7月26日 / by

ビジネスウーマン自撮Deレポート ~私の職場~
人事系企業広報 いづみさん(29)

まさかの休日出勤? 人気のないオフィスの理由とは

人気のないオフィス。まさか休日出勤? そこまで仕事人間ではありません。撮影してくれたのは、いづみさん。人事系企業で広報を務める29歳だ。撮影場所は、最近導入されたフリーアドレスでお気に入りの窓際の席だそうだ。

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それにしてもなぜ、こんなに静かな雰囲気なのか…。「早く出社して誰もいないオフィスで仕事をするのが最もはかどるんです」といづみさん。毎朝5時に起き、まだほとんど人のいないオフィスで効率的に仕事をこなしている。ちなみに座右の銘は「早起きは三文の徳」。有言実行だ。

早いのは起きるのだけじゃない。メールの返信もスピーディーだ。「返信はこまめにしています。メールは届いたかどうか確認できないため、送り先は不安だと思うので『見た』だけでも必ず早めに返すように意識しています」(いづみさん)。こうした気配りは、地味だが確実に相手に伝わる。広報として他社との接点も多いいづみさんが、誰からも慕われ、信頼されるのはこうしたところに秘密がありそうだ。

人より早く行動し、相手を不安にさせない--。それだけでもビジネスウーマンとして、かなりの高ポイント。逆にストレスは溜まらないのか? 「ちょっと労働時間が長くなりがちかも。早く帰って社外活動を充実させたいんですけどね。会社だけだと世界が広がらないので、将来的には副業もしてみたいと思っています」といろいろな意味で普通の社員の枠に収まらないいづみさん。サービスが精神旺盛過ぎて、つい働き過ぎてしまうようだ。ただし、いづみさんの場合、早く仕事を切り上げても、社外活動で忙しくなりそうだが…。

ストレス発散は週末のグルメ漫画の読み漁り

現在は30歳を目前に、仕事が最も忙しく、充実する時期。平日は、完全に仕事中心の毎日を送る。その分、休日は気持ちをしっかり切替え、リフレッシュに全力投球だ。

「金曜日の夜に最近買ったキンドルでマンガや本を大人買いして夜更かしするのが至福の時。大きな声では言えませんが、気づけば家に引きこもり、土日が終わっていたなんてこともあるんです…」(いづみさん)。はまっているのはグルメ系の漫画で、お気に入りは「ワカコ酒」、「甘々と稲妻」、「オリオリスープ」、「きのう何食べた?」だそうだ。それにしてもいづみさんの没入ぶり、ちょっとスゴ過ぎ…。

友人からプレゼントされたクラッチバッグはフリーアドレスの移動に重宝

友人からプレゼントされたクラッチバッグはフリーアドレスの移動に重宝

週末のダラけぶりからは想像もつかないが、ウィークデーは朝5時起きに始まり、別人のようにストイックないづみさん。まるで、いけない週末の禊のように週に一度、加圧トレーニングで体をイジめ抜く。

「社会人になってからこれまで全く運動していなかったので今年2月、30歳を目前に奮起して始めました。高校生の時以来の筋肉痛に毎週苦しんでいます」と三十路を前にいづみさんは週一回、眠りかけの筋肉に刺激を与え、心地よい悲鳴をあげている。

女性にとっては嫌でも気になってしまう30歳という年齢。節目を前に、いづみさんは将来についてどう考えているのか…。

「やっぱり20代最後のなので、友達は結婚したり、出産したり、キャリアアップしたりと転換期。なのに私は迷走中…(笑)。まぁ、人生長いので、迷走してても走ってることに変わりはないので、どこかにたどり着くかな、と気楽に構えることにしています」とあっけらかんと話す。どこに着くかは分からない。でも辿り着く。この肩肘張らない感覚が、多忙ないづみさんがここまで力強く走り続けられる原動力なのだろう。

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