働き方

欲張りママワーカーが3股も可能なヒミツとは

投稿日:2017年4月27日 / by

上場企業を辞めて、ライター・ディレクター・スポーツバーのママに

一部上場企業の安定を捨て、フリーランスを選んだ原田園子さん。「人生は一度きりだから、やりたいことを全部したい」と、自由な働き方を選択した。いまではフリーランスのライター、ディレクター、そしてスポーツバーのママまで。スポーツバーのママがフリーランスかは不明だが、まさに自由奔放、「何も諦めない生き方」を爆走している。(powered by THE LANCER編集部)

一部上場会社を辞めてまで、フリーランスを選んだ理由

私がフリーランスとして活動する理由は、ズバリ、よくばりだからです。人生一度きり。「だからできることは全部やりたい!」と思っており、そのためには会社勤務は難しいと、10年務めた一部上場企業を退職。以来15年間、フリーランスとして活動しています。主な仕事は、ライティング、編集、WEBディレクション。そしてディレクター。さらに時としてスポーツバーの“ママ”であり、大学生の息子2人の“ママ”もやる、実によくばりな人生です。

病気の子供の横で「働くこと」の意味を考え退職を決意

最初に退職を決意させたのは、息子たちの存在でした。大きな仕事も任せてもらい仕事は楽しかったのですが、子供は何かと体調を崩します。夜に熱をだし、ぐったりする息子の横で、私が最初に考えるのは、「熱が下がらなかったら、明日の会議どうしよう?」ということでした。

そんな自分に気付いた時、会社員として働くことへの疑問を感じるようになりました。子どもが全力で親を必要とするのは約10年。その期間、もっと子供と向き合える方法はないのだろうか?そう考え、フリーランスになることを決意。スッパリと会社を辞めました。

ダンナの独立宣言に便乗し、スポーツバーもやることに

とはいえ、何のスキルも伝手もない私に何ができるのか分かりません。唯一できたのがパソコン。「文章なら書けるかも」と思い、ライターの道を歩きはじめます。

紆余曲折もありながらも運に恵まれ、専属契約でビジネス系月刊誌の編集長や大手企業の広告コピーライターもさせていただけるようになった頃、主人が「スポーツバーをやる!」と独立宣言。「それおもしろい!私も手伝う」とスポーツバーのママという肩書が増えました。

営業は欠かせないけど非効率。そこで知ったランサーズ

実際にやってみるとフリーランスと飲食店の相性はよく、二束のわらじとしてはいい組み合わせなのですが、唯一もどかしさを感じることがありました。それは「営業をする時間がもったいない」ということ。

フリーランスが仕事をするには、「声をかけてもらう」のと「自分から営業をする」の2つの方法があります。でも営業をしても、それが実際の仕事になるのは数か月後。少しでも安定するために、ずっと何らかの営業を続けていたのですが、「なんて非効率なんだ!」と思うようになったのです。

そんな時に知ったのがランサーズ。「ものは試し」と登録し、仕事に応募。それなりの規模の仕事も受注できることを知り、営業活動を一切辞めました。今では、これまでのつながりで声をかけてもらう仕事とクラウドソーシングで受注する仕事しかやっていません。

顔が見えないから、コミュニケーションが重要

私は、基本がよくばりなので、興味のあることは何でも体験したいと思ってしまいます。「できるかも」とライターをはじめ、「おもしろそうだ」と編集もするようになりました。そしてWEB関連のライティングの仕事が増え、今までとは違ったスキルが必要なことに気づき、クライアントさんの相談に乗っているうちに、WEBディレクションもするようになりました。

また最近は、仕事をコーディネートするディレクターの仕事もさせていただいています。顔が見えないまま進める仕事はイメージの共有が難しく、暗中模索になることが少なくありません。そこを何とかクリアにしながら進めるのは重要で、リアルなつながり以上にコミュニケーションが大切になってきます。お仕事を継続的にいただけているのは、そういった部分があるのかもと思っています。

クラウドソーシングの可能性を伝えていきたい!

これからは才能がありながら、今は子育てをしたいママさんとか、地方に住んでいて仕事が思うようにできない方とかに、フリーランスで自由に働くきっかけを私が作れたら幸せだなぁなんて妄想しています。「パソコンしかできないから」と安直な理由でライターを選んだ私が、今はいろいろな仕事をやっているわけですから、他の人もきっとできるはず。そしてそれをスピードアップさせてくれるのがクラウドソーシングなんだと思っています。

そして何よりクライアントさんと一緒に動き、問題を解決したり、新しい何かをつくった時の感激は格別。より多くの人と出会う可能性を与えてくれるクラウドソーシングに出会って、「やっぱり私は運がいい」と実感しています。そしてもっとよくばりになって、さらに新しいこと、たくさんのことを経験していきたい。

「まだまだ若い人には負けないよ!」。そんなことを自分に言い聞かせつつ、毎日張切って全力で生きていきます!

▽フリーランスの情報発信メディア「THE LANCER」より転載

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について