少子化解消に男性の育児参画が重要な理由とは
なぜ夫が家事・育児に協力的だと2人目が出来やすいのか
(株)ワーク・ライフバランス社長の小室 淑恵さんが新たなデータ解説をされています。
男性が育児参画をすると、2人目をもうける可能性が高いということ。要は、出生率があがるということです。どういうことでしょうか。
簡単にいうと、
こどもが産まれる
↓
夫が家事・育児をする(できる)
↓
妻の家事負担が減るので、2人目もいいかな?
↓
2人目
ということです。
これが、夫が育児に参画しないと…
こどもが産まれる
↓
夫が家事・育児をしない(できない)
↓
負担がもろに妻へ。
↓
なぜ、私だけが生き方変えなきゃならないの!?…つらい。
↓
2人目、欲しくない。
となります。
2人目が欲しいパパは積極的に家事・育児に協力すべし
「二人目が欲しい」という、この気持ちが、国の出生率を変える。国の将来をも変えてしまうってことなんですね。
なので政府は、会社に対して、働き方改革を促している…という側面もあるのです。なにも女性の活躍を促すというだけがその目的ではないのです。
このデータは、かなり前から出ていて、私も、私の仲間も使っていたりしますが、とてもわかりやすいデータです。夫の家事への参画時間が見事に第二子以降の出生に比例しているのですから。
長時間労働や土日出勤で、育児がままならない男性の皆さん、「2人目が欲しい」。本気でそう思うなら、自ら、働き方を変えましょうよ。このデータをみれば、それがいかに重要かが分かりませんか?
2人目、3人目が欲しいと思う、パパの皆さん。意外なようですが、それをかなえる近道は、実はあなたの育児・家事の参画度合いが、大いに関係しているのです。
⇒ハピネスマイル 代表 尾形 和昭 公式ブログより転載
【プロフィール】尾形和昭 Ogata Kazuaki ハピネスマイル合同会社 代表 NPO法人ファザーリング・ジャパン「男の100年ライフ」プロジェクト リーダー。1972年1月生、広島県三原市出身。住友金属工業に入社し、IT部門で開発、営業等、数多くの業務に従事。1999年に労働組合の立ち上げメンバーとなり、旗揚げ。その後、働きがいのある職場づくりの研究を担当。以来、仲間とともに、職場・グループ会社での働き方改革を実践し、事務局長、副委員長や、グループでの事務局次長、執行委員長を歴任する。その間、出向・転籍・会社の株主変更等も経験、1,800名の労働組合トップ、50,000 名超のグループ労組事務局での経験や体験談を踏まえ、働き方改革を世の中で推進していくため、2016年ハピネスマイル合同会社を立ち上げる。「ワーク・ライフ・シナジー」「イクボス」「働き方改革」の重要性を、多くの人に伝えるために、企業や、労働組合、自治体などを中心に講演、執筆を中心に活動をしている。