働き方

デスクワークで丸まりがちなカラダをほぐす簡単メソッド

投稿日:2017年8月1日 / by

プロアスリートと会社員の二足のわらじを履く星考案の独自メソッドで“生産性向上”


トップFリーガーながら、会社員の顔も持つ「プレイイングワーカー」の星翔太氏。現役アスリートだからこそ、職場でもコンディショニングには敏感だ。デスクワークで凝り固まりがちな身体を、最小限の動きで快調に戻す星氏考案の独自メソッド「星トレ」。瓦版ではその極意を定期配信。コンディショニングの観点からビジネスパーソンの“生産性向上”をサポートする。今回のテーマは、デスクワークの“悪姿勢”の予防その2、です。

【レッスン3】

デスクワークで丸まりがちな姿勢にアプローチ

今回は【デスクワークで丸まりがちな姿勢にアプローチ】するメニューの2回目です。

デスクワークで背中が丸くなると筋肉が硬直して肩が凝りやすくなります。胸部の空間も窮屈になり、呼吸も浅くなってきます。当然、仕事のパフォーマンスは低下します。

そうなってしまった時のリセット法は前回紹介しました。

今回の目的は、(1)固まった肋骨の間の筋肉を活性化すること。(2)丸まった背中を伸ばすことです。

【方法】

①まずはイスに座り、手を頭の部分で組みます。

②次にイスの背もたれに自分の肩甲骨が当たるようにして、後ろに反ります。

【ポイント】しっかりと鼻で息を吸いながら反っていきます。

③次は開いた肘を畳むようにおへそへ近づけるように丸まっていきます。

【ポイント】呼吸は息を口を吐きながら。丸まりながら、同時に尾てい骨をイスに押し付けるようにすると丸まりやすいです。

どうですか? 縮まった胸や丸まった背中の筋肉が伸びて気持ちいいがいいと思います。これを3、4回繰り返します。仕事中、イスに座ったままでき、とても簡単なので、ちょっと固まってきたなと思ったら、その都度やってみましょう。

【まとめ】

デスクワークに集中すると体の異変に鈍感になりがちです。すぐに悪影響があるようなことはないですが、蓄積されていくことでダメージとなって表れてきます。その結果、集中力が低下したり、動きのスムーズさが低下します。そうなると、ミスが増えたり、スピードが落ちるなどで、生産性が低下していきます。動くのが仕事のアスリートは、疲労をストレッチなどで緩和します。逆にほとんど動かないデスクワークでは、少しの動きを伴ったストレッチ程度でも運動したくらいの刺激が体にあります。そのことによって、固まった筋肉が活性化し、頭も回転し、いい仕事ができるようになります。今回は、本当にシンプルな内容ですが、効果は結構期待できると思います。デスクワークのちょっとした習慣として、是非取り入れてみてください。
(続く)

⇒星氏のメルマガ 週刊「プレー&ワーカー」より転載


<星翔太>
1985年11月17日生まれ、31歳。東京都出身。Fリーグ・バルドラール浦安所属。暁星中学・高校を経て、早稲田大学に進学。在学中にサッカーからフットサルに転向し、現在に至る。スペイン1部リーグで2シーズンプレー経験があり、2012年6月から浦安に復帰。3シーズン連続でチームキャプテンに指名された。2016年からは、Fリーガーの傍ら、アスリートの働き方改革を目指し、エードットで会社員としても勤務。「プレイイングワーカー」として、ピッチとオフィスを往復する。

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