働き方

むざむざと社畜にならないための“奥義”

投稿日:2018年6月4日 / by

変人・安田の境目コラム

私に「稼がせる」という視点を持つ重要性

稼ぐのか、儲けるのか。稼げないのか、儲からないのか。言葉の定義は、人生をも、変えてしまいます。

稼ぐ、という言葉を、儲ける、という言葉に変える。稼げない、という言葉を、儲からない、という言葉に変える。これだけで、人の思考は変化します。私が稼ぐ、のではなく、私に稼がせる。この視点を持つことが、とても、とても、重要なのです。

イメージは、ガンダムです。私が働くのではなく、ガンダムを操縦して、働かせる。ガンダムにお金を稼がせるのです。私という人型をしたロボット。それを操縦する、もう一人の私。私と私を分離すること。それが、私に稼がせるための、第一歩。

乗り物に乗っても一体化してはいけない

こういう話をすると、私が乗っているのはガンダムではなく、ザク(量産ロボット)である。と自分を卑下する人がいます。別に、ガンダムだろうが、ザク(量産ロボット)だろうが、そんな事はどうだっていいのです。大事なのは、自分を分離すること。せっかくガンダムに乗っているのに、ガンダムと一体化してしまっている。そういう人がほとんどです。というか、乗り物には大差ないのです。

走るのが早いと言ったって、そこら辺の犬にも勝てない。記憶力がいいと言ったって、コンピュータには敵わない。人間なんて、大差ない。生まれた時はみんな子供。死ぬ時はみんなジジイとババア。3分水に潜るのがやっと。1メートルジャンプするのが限界。

違いは、もう一人の自分。自分を操る自分によって、作り出されているのです。まず、自分を、自分から分離する。

90%以上の人は、これが出来ない。つまり、自分を分離することが出来れば、それだけで選ばれし10%に、入ることが出来るのです。

自分が稼いではダメ。自分を儲けさせるのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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