働き方

本の購入は学ぶためじゃなく「稼ぐため」

投稿日:2013年6月19日 / by

平城式本の選び方

平城式学習法

本の購入は学ぶためじゃなく「稼ぐため」(平城氏撮影)

『WEBの知識や技術を習得するには、どんな本を読めば良いですか?』という質問を良く受けます。私が取ってきた方法は次のような形でした。

まずは、『必ず書店で中身を確認する』ということ。そして、書籍を選ぶ判断基準は、

(1)サンプルプログラムが沢山入っているかどうか?

(2)文字が見やすいか、イラストなどが多く使われているか?

ということでした。

(1)は、すぐに実践に流用して使えるから、というのがその理由。

私が@SOHOを創る前には、SOHOビレッジやジョブチャンネルといった、同じようなマッチングサイトで、『自分ができそうな仕事』を選び、ひたすら応募しまくっていました。

ここでのポイントは、『今の自分にできなくても、応募していた』ということです。もしも購入した書籍のサンプルコードで対応できれば、それを活用することでお金が入ってくるわけです。

書籍購入は「学ぶため」でなく「稼ぐため」

つまり、私にとって書籍は、『知識の仕入れ』であり、書籍の購入は、『学ぶため』の行為ではなく、『稼ぐため』の行為だったのです。

こうした観点で考えれば、『勉強する』という概念から外れ、実践力を身につけていくことができますね。そもそも「勉強」はいい成績をとるためでなく、それで身につけたものを使いこなさなければ意味がありませんからね。

また、(2)については、やはり『モチベーション』ですね。自分にとって見やすいというのは、やはり難解な書籍に向き合うモチベーションに繋がってきます。重厚な小説より漫画の方が、すいすい頭に入ってくるのと同じような感覚ですね。

当たり前のことかもしれませんが、知識や技術の習得をしたいときには、いかに「継続」できるかを工夫し、その目的を明確にすることが、「身につける」近道だと、私は思います。<毎週水曜日更新>

連載:グローバルに自由に稼ぐ働き方の実現法


海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
@SOHO:http://www.atsoho.com

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について