
女性が転職を考える年収の分岐点
お毒 こないだネオヒルズ族とか言う人が来たんだけど、気持ちいい飲みプリッだわ。どこの暴走族なの。あんなに羽振りがよくって…。
猫田先生 暴走族じゃねぇだろ。ホリエモンに代表されるヒルズ族の新しい形として登場した金儲け人間のことだよ。与沢翼ってのがいただろ。ああやって、ネットでラクして金儲けしている連中だよ。
お毒 そんな悪い人たちじゃなかったわよ。でも、お金の使い方はハンパじゃなかったわね。
猫田先生 なんせ1秒1億だからな。時給360億だぜ。半分はハッタリだろうけどな。でも店で100万使ったとしても、へでもねぇだろうな。秒速で破産しちまったけどな。客はその残党か、弟子みたいなのじゃねぇか。
お毒 なるほどね。汗水たらして稼がないとありがたみも薄いってことね。母ちゃんのためならエンヤコラ♪。「ヨイトマケの唄」の精神を見ならわないとね。
猫田先生 札束でケツを拭くようなことは福沢さんに失礼だな。ちなみに、年収がどれくらいだと不満がなくなるかをエン・ジャパンが調査してんだ。対象は正社員転職を希望する女性。分岐点はいくら位だと思う?
お毒 女性でしょ。月給30万位だとして、ボーナス込みで400万位じゃないのかしら。
猫田先生 ご名答。不満の声が半分を切るのが400万円が境目になってる。興味深いのは、最も給与に不満を抱える年収帯が103万円~141万円という点。大体月給10万位のラインだよな。103万円以下もあるんだが、逆に不満に感じている層が大きく減っていることを考えると、その層はバイトと割り切っている。その上となる103万円からの層は、正社員並みに働いているのにその程度というラインなんだろうな。
お毒 そういう人こそネオヒルズ族に学べばいいじゃないの。秒速で大金を稼げるんでしょ。しかもPC一台から始められて。搾取されてる場合じゃないわよ。
猫田先生 百分の一でも実践できりゃ、結構な副業になりそうだけどな。でもおそらく、その層はブラック企業が職場の可能性が高い。つまり、副業をする時間すらないくらいこき使われてる可能性が高いな。
お毒 9月からは今年もブラック企業電話相談をやるんでしょ。電話して、辞めかたを聞いて、ネオヒルズ族に弟子入りすればいいのよ。
猫田先生 随分とネオヒルズ族を推すじゃねぇか。どうせたんまりとカネを落としてもらったんだろ。現金な野郎だぜ。でも、ネオヒルズ族は、プライベートを切り売りすることも手段の一部。だから、“ブラック企業勤めだった私が、いまや秒速で大金を稼ぐネオヒルズ族”、なんてシナリオで取り組めば結構いい線行くかもしれねぇな。
伝衛門 アッシはネオ下町族で、部屋なし、カネなし、儲けなしでいいでやんす。
お毒 秒速で職探しした方がいいわね、アンタ。!
猫田先生 稼ぐってことは楽してはできねぇもの。道理だろ。それを分かってりゃ、多少の苦労も気持ちいいもんだがな。問題は昨今は、そういう善良な気持ちを逆手にとって、労働者から搾り取ろうとする悪徳企業が増えてることだな。ネオヒルズ族が秒速で稼ぎ出すマネーは、一体どこから出てんだって話だよ。