
挫折や困難について

人生山あり谷あり、挫折なし(平城氏撮影)
私の辞書に「挫折」という言葉はない
今回は、『挫折や困難』についての私の考え方について。
『平城さんは、挫折や困難を感じたことはありますか?』という質問を受けました。
その答えは、
『困難は常に感じていましたが、挫折という概念はありませんでした。』
ナポレオン風に言うと、
『私の辞書に「挫折という言葉は無い」』といったところでしょうか。
私は、『困難こそが人を成長させる』と考えています。困難を克服してこそ、また1つ上の自分に成長できると思います。
これまで直面した困難
ある出来事に関して「困難」を感じるかどうかも、また人それぞれだと思いますが、私がこれまで感じてきた困難としては、
・中学時代に担任の思惑によって生徒会に立候補させられ、友人と漫才風の演説をしたところ全校生徒1,500人の過半数以上の指示を得てしまい、有無を言わさず生徒会長になるハメに。。(内心は超ドキドキ。。)
・たまたま中学陸上の全国大会が宮崎県で開かれ、全国の選抜選手の前で挨拶をすることに。。(当時の自分にとって人生最大の危機!)
・大学で理系の学部に進学したにも関わらず、全く興味が持てず、当時の同僚の8割以上が大学院に進学する中、1人で就職活動を展開。ビジネスがやりたくて5大商社を志望するも、全敗。
・内定を獲得していた2社は全く興味が持てず、辞退。
・就職せずにビジネスをスタートする道を模索。
・友人から紹介されたネットワークビジネス(ニュースキン)のビジネスモデルに感動し、本気でやろうとするが、社会的な問題となっていることを認識し、断念。
・当時流行っていたインターネットの広告代理業の販売代理権を100万円で購入し、事業をスタートするも、人の商品を売ることに疑問を感じ、断念。
・成功哲学(帝王学)に非常に興味を持ち、100万円でナポレオン・ヒルもどきのプログラムを購入。上記と合わせていきなり200万円の借金を作る。
・貯金が底をついてきたので、大学卒業後半年でやはり就職の道を選択。
・就職後、ビジネスパートナーと副業でスタートしたビジネスが大ヒットするも、パートナーに一方的に事業から追い出される。
・裁判沙汰になりそうになり、弁護士費用50万円を支払う。
・就職後1年半で借金を返し、300万円の貯蓄を作り、フリーランスとして独立して上京。
・師事していた某社長が世間を騒がす大事件に巻き込まれ、私も検察官から取り調べを受けるハメに。。
・300万円を元手に幼なじみとビジネスをスタートするも、1ヶ月で喧嘩別れに。資金も減るばかり。
・25歳で再就職し、その会社は超多忙で、基本は毎日終電帰り。それでも土日を使って@SOHOを開発し、1年後にスタート。
その後2年間は、会社に内緒で@SOHOを運営。
・29歳で再度独立。ヤクザから@SOHOを乗っ取られそうになる。
・取引先の仕事で37時間ほどサーバ室に監禁されることに。。
・投資詐欺に遭い、数百名の投資家さんを守る立場に。。
このように、20代(特に前半)は、失敗と困難の連続でした。ところが私としては『挫折感』を味わったことはありませんでした。
人生は人力飛行機
人生は『人力飛行機』のようなものだと思います。浮上することもあれば落ちそうになる時もあります。落ちそうな時でも、必死でこぎ続ければ、必ず浮上します。
一方でこぐのを止めれば地面に落ちてしまいます。こぐのを止めた時が、『挫折』なのだと思います。こぎ続けるのも、こぐのを止めるのも、自分次第。逆に、こぎ続けていれば挫折感を味わうことは無いのだと思います。
私が出会った、私よりも大成功している方達は、私など想像もつかないような困難を経験しています。『困難はチャンスである』と考えてください。
今困難を感じている場合は、成長のチャンス、ということですね。
また、『困難は、それを乗り越えられる人にしか訪れない』のだと思います。<毎週水曜日更新>
【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。
平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
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