働き方

最強の女性ワーカーは子持ち管理職

投稿日:2013年12月6日 / by

おっちょこちょい伝衛門 また生まれやした。アッシの知り合いの女性なんすけど、これで4人目でやんす。このご時世に大したもんでやんすよ。

お毒 おめでたいわねぇ。でも確か彼女、働いてたわよねぁ。また産休とるのかしら…。

伝衛門 そうみたいでやんす。管理職ですから、辞めることはないようでやんすけど。むしろ逆に気合が入ってるようにも見えたでやんすね。

お毒 たくましいわね。役職どころか仕事もろくにないあんたとは大違いね。少しは爪の垢でも煎じて飲ませてもらったらいいのにねぇ。

猫田先生 その通りだな。それにしてもその彼女は、今の日本にとっちゃ、お手本のような働き方をする女性だな。家庭ではたくさん子供を産んで育て、会社では管理職として男性社員に負けないバイタリティで活躍する。いまの安倍政権が打ち出す方向性である、女性管理職比率アップと少子化対策を見事にクリアしてるもんな。

毒舌家

お毒 確かにそうね。でも、たくさん子供を作れっていって、一方で女性管理職増やせって、なんだかしっくりこないんだけど…。女性の負担が増すだけじゃないの。

物知り
猫田先生 女性管理職増に関しては、今後少子高齢化が進む中で労働力が不足してくるわけだし、女性ならではの視点ってのも確かに必要になってくる。グローバルという視点でみても、女性の活用では日本は後進国だからな。日本のトップが打ち出さないと旧来の日本型社員の反発もかわせないし、仕方ねぇ側面はある。一方で少子化も放置してるとこのままだと日本は、成熟から衰退へ転じ、弱小国家に転落しかねねぇ。痛し痒しだがやるしかねぇってのが実情なんだよ。

お毒 そうかもしれないけど、やり方が下手過ぎね。結婚セミナーや妊娠・出産に関する出前講座の実施とかも企画されてるそうだけど、子作りってそんなもんじゃないでしょ。場を作りゃいいってもんじゃないのよ。それ以前に日本に活気があれば、ほっといてもあっちこっちで恋の花が咲いて、いくらでもカップルが誕生して子供も生まれるわよっ。

伝衛門 オカマにいわれても説得力ゼロでやんす。でも、合コンで彼女ができるってことがねぇのと似ているのかもしれませんね。きっかけになる可能性がゼロじゃない、って程度でやんすよ。

猫田先生 現状じゃ、この方向性を否定するにも代わる妙案はねぇ。そうなるとポイントはオトコ側にありそうだな。育メンはもちろんだが、女性管理職に抵抗がないよう意識改革もしなきゃいけねぇだろうな。とくに50代以降のおっさん連中はな。早退男子や男性の時短社員なんかも浸透させるようにしていかねぇといけねぇんだろうな。なんだか、男の弱体化みたいな気がして気持ちはよくねぇけどな。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について