働き方

仕事に行きたくないと考えるよりも、どう生きていきたいのか?人生は自分で切り開くしかない

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【プロフィール】
宮嵜幸志 株式会社YOSCA代表取締役
フリーライターの育成、マネジメント及び、WEBライティング事業を提供。オフィスを持たず、リモートワーキングという新しい働き方を推進している。
ホームページ:http://yosca.jp/

フリーライターのよりどころ
Blog:http://yoridokoro.biz/blog/

原因も解決も自分の中にしかない

「会社に行きたくない、仕事したくない」。

こうした思いが頭をよぎることは、誰にでもあるはずです。なんで会社に行きたくないのでしょう。根本的な原因は、自分にしかありません。会社が悪い、社内の人間関係がうまくいかない。こうした理由は、自身が生み出しているのです。もしあなたに人生で成し遂げたいことがあれば、こうしたことは些細なことだと片付けることができるでしょう。

「やりたいことがあるのにできていない」といった仕事や会社への不満から、「行きたくない」となっているのなら、まだ救いがあります。やりたいことがあるわけですから。シンプルになぜやらないのか、実行を妨げているものはなんなのか、を追求していけばいいと思います。会社に行きたくないと気を落とすのではなく、頭・手足をとにかく働かせて、「やりたいことを実現できる理由」を見つけていきましょう。きっと一つでも見つかれば、結構ワクワクしてくると思います。

問題は、やりたいこともなく仕事に行きたくない、というケース。これは思考停止している状態です。会社や仕事、人間関係など、外部環境を言い訳にして他責にすることはやめましょう。まずは、他人にどう評価されているのか気にすることや、他人と比較して嫉妬することが無意味であると認識する必要があります。その上で、人生で成し遂げたいこと、何のために自分が存在しているのか。そうした、自分が立ち返れる軸を深く考え、発見することが大切です。それは不変ではないでしょうし、変わっていって当然です。現時点であなたが腹落ちすることを見つけましょう。

どうしても軸を見つけられないなら、それはそれでもいいと思います。ただし、とにかく行動は起こしてほしいです。大きなことをしようっていうんじゃありません。ちょっと関心あるもの、または食わず嫌いで避けていたもの、なんでもいいから、実際に動いて試してみる。その都度都度で、良い感情も悪い感情も芽生えてくることでしょう。でも、そんな一時の感情に惑わされる必要はありません。自分の意志で行動し、得られること全てが血肉となります。自身でそう感じることができるのは、時間が経ってからだと思いますが、一歩踏み出すということは、とても尊いのです。

結局、他人任せではなにも変わりません。動き出して初めて変化が起こります。人生の主役はあくまでも自分。他の誰でもありません。だから、自分で決めなければ何も変わらないのです。努力したくない、一歩踏み出すことが怖い。今の状態を壊したくない…。現状の自分を変える勇気が無い為に、不満を甘んじて享受してはいけません。なぜなら、それは自分に嘘をついている状態だからです。自分で全てをコントロールできる立場にいながら、嘘をつくということは、自らそうした道を選択したことになります。それで幸せな人生を送ることなんて不可能です。

決断の時期は迫っている

右肩上がりの時代なら、企業にぶら下がり、嫌なことがあっても黙々と仕事をこなしていれば、昇進して給与もアップしたでしょう。それが本意でなくとも、報われるシステムであり、通用しました。でもいまは、会社の名前ではなく、あなたの能力、実績が問われる時代です。会社に所属して仕事をするのではなく、プロジェクトごとに能力を持った人たちが集まって仕事をする。それがスタンダードになりつつあります。取り残されないためには、あなたは成長し続ける必要があるのです。

私たちの会社「YOSCA」は、オフィスを持たないリモートワーキングスタイルを採用しています。場所も時間も問わない働き方を実現しています。会社の目的、存在意義を実現するために、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、場所と時間の枠組みを外しました。個々のメンバーの自律と信頼があってはじめて成り立つ仕組みです。

従来のような感覚で、社員が「雇われている」、「やらされている」という意識でいたら、到底仕事は任せられません。大きな成果など発揮できないと思います。弊社では、会社と社員の関係が、雇用とか被雇用という関係でなく、実現させたいことの前において対等なのです。会社の不満や、人間関係の悩みなどありません。そのため個人はやりがいを失うことはなく、気持ちのバランスが乱れたとしても、立ち戻れる軸ができるのです。

繰り返しになりますが、あなたが「何をしたいのか」、「何の為に存在しているのか」、「その為に何をしていきたいのか」。そうした軸を持つことがとても重要です。「仕事をしたくない」、「会社に行きたくない」といったことに囚われることのない自分へと変わる一歩目を踏み出してほしいです。

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