働き方

「仕事が楽しいです」が本心かどうかが分かる5つのチェックポイント

あなたは胸を張って「仕事が楽しい!」といえますか

「仕事楽しいですか?」。そう聞かれて、「ハイ!」と答えられる人はどれくらいいるのでしょうか。ある会合で、登壇者が聴衆にそんな質問を投げかけたとき、手を挙げていたのはほんの一部でした。もちろん、だから仕事楽しい派が少ない、といいたいわけではありません。たまたま上げるタイミングを逃した人もいるのかもしれません。とはいえ、「仕事が楽しいです」ということにはいろいろな考え方があると思っておいた方がいいかもしれません。そう認識しているだけでも、邪心に捉われず真っ直ぐに仕事に取り組めるハズです。

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1本当に好きな仕事をやれている

子どものころから好きだった自動車関連の仕事をしていて毎日がとにかく楽しい。得意な英会話を活かしてホテルマンとして働き、毎日が充実している。好きなお菓子つくりを仕事にしていて幸せ。こういう人たちは、本当に仕事が楽しいのかもしれません。もちろん、そうはいっても職場に嫌な人がいたり怖い上司がいたりすることはあるでしょう。それでも、やっている仕事が好きで楽しくてしょうがない。そうだとすれば、最高ですね。

2上司や同僚に恵まれている

仕事に関しては、なんとなくイメージがよさそうなので入った会社で任されたことをしているだけ。でも、プロジェクトを進めるときのチームワークや達成感がとにかく、心地いい。それは、やっている内容というより、指導してくれる上司、協力してくれる同僚、外部パートナーらに恵まれているから。これも、仕事が職場で行われることが基本と考えれば、仕事が楽しい事例としてのホンモノ度は高いといえるでしょう。運の要素がかなり強いのが難点ですが…。enjoywork2

3仕事大好き人間だ

特に趣味もなく、異性との交遊にも興味が薄い。でも、仕事をしているときはなぜか没頭できて楽しい。そんな人は確かに存在します。ワーキングアニマルというより、仕事しか生きがいを感じられる行動がないということではないでしょうか。冷たく聞こえるかもしれませんが、それはそれでありだと思います。仕事は、社会において、行動と結果の重みでいえば、最上クラスのものですからね。そこに没頭できるというのは、体質なのか性格なのか分かりませんが、素晴らしいことだと思います。

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4:自分のペースで仕事が出来ている

仕事が嫌いになる大きな要因は、のしかかる様な業務量と達成不能なノルマの押しつけなどによる、ペースさえつかめない労働地獄に陥ることです。それさえなければ、好きにはならなくとも嫌いにはならいハズです。その意味で、自分のペースで仕事が出来ている人は、ほぼ同じ割合で仕事が楽しいと感じているのではないでしょうか。効率化やペースアップなどを駆使しながら、業務をコントロールし、自分の手で“支配”することは、喜びさえ感じられる優越感があるからです。新人や正社員ではなかなか難しい領域かもしれませんが、達したい域ですね。

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5仕事通じ、成長を実感できている

仕事をただこなすだけは楽しいと思えるはずはありません。しかし、仕事を通じ、自分が成長していることを実感できたらどうでしょう。どんどん仕事をしたくなるし、どうすればもっと成長できるのかを考えながら仕事をするようになるでしょう。例え、任された仕事が自分があまり興味のないものであったり単調な作業であったとしてもです。ほぼ毎日することですから、自分に変化を与えてくれると分かれば、自ずとモチベーションも上がるでしょう。それが、いい方向に向かうならなおさらです。


<まとめ>

仕事はゲーム。予算を使っていかにそれを増やすかだ--。そう言って楽しそうに仕事に取り組むやり手のビジネスパーソンは少なくありません。ただ、私にはこのスタイルが本当に仕事を楽しんでいるようには思えません。それよりも仕事を楽しもうと努力しているという風にみえます。その意味で、こうしたタイプの人は「偉いな」と尊敬はしますが、今回のテーマからは外しました。そもそも、こういう人たちはどんな境遇になっても諦めずしっかりと結果を出すのだと思います。冒頭のような場面でも力強く手を挙げるタイプでしょう。今回は「本心が分かる」をチェックポイントとしています。それは、自然なスタンスで仕事を楽しめているか、ということを確認することが目的ということです。心の底から仕事楽しむ。労働時間は人生の3分の1を占めるわけですから、できれば、ここに挙げた5つのような状態で働きたいものです。

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