働き方

暇人必読!仕事が暇なときに時間をつぶす方法23選

アンケート調査でみえたヒマ社員の実態と対処法

仕事が暇なときに何をするか。自分の評価アップに動く人、やる気が出ないと何となく時間を消費する人など様々だ。瓦版では、「仕事が暇なときにどのようにして過ごすか」についてユーザーにアンケート調査を行った。120人の回答の中から、いくつか紹介していこう。いくつか実際に頂いた回答を掲載する。

暇を利用して逆に評価アップにつなげよう

「暇=効率よく仕事をしている」ということでもある。以下のことを実践すれば、「効率よく仕事をこなして、さらに柔軟に追加の仕事も引き受けてくれる人」という印象を周囲に植え付けることも可能だ。暇を持て余すのではなく、自分の評価アップのために積極的に行動してみてはいかがだろうか。

上司から仕事をもらう

仕事が暇なら、まずは「一通りの仕事は終わったのですが、何か手伝えることはありませんか?」と上司に申し出てみよう。上司の作業が立て込んでいれば、救世主になれるだろう。加えて新たな仕事を覚えて、レベルアップする機会にも恵まれるかもしれない。チャンスは自ら積極的につかみに行くべきなのだ。

周囲に声掛けする

もしも上司がとくに立て込んでおらず、仕事をもらえなかった時には、上司以下の周囲の同僚にも同様に声をかけてみよう。基本的に仕事を自ら引き受けようと正しく行動する人に、ネガティブな感情を抱く人はいない。その積極的な姿勢には、「チームのことを考えて自ら行動できる人」という好評価をもらえるはずだ。

共有スペースの清掃を買って出る

清掃業者が入っていても、なかなか気に留められない部分はあるはずなので探してみよう。花瓶や鉢植え、受付スペースなど、もしも汚れが気になる場合は、掃除してみてはどうだろうか。会社や周囲のために動ける人は、評価されやすい。とくに受付スペースが散らかっていると、会社を訪れる人たちから「この会社は汚い」という印象を抱かれかねない。受付スペースは、会社のイメージアップのためにも優先して管理したい場所だ。

暇なときは、掃除するようにしていたが、そのうち掃除するところもなくなるので、週1くらいに抑えていた。(事務職・23歳女性)

暇はチャンス!スキル向上に注力しよう

どのようなスキルを向上させるか悩みどころだが、現職に役立つものでも、将来的に必要になりそうなものでも何でもよい。現職でさらに評価されたい場合は確実に前者だし、転職を考えている場合は、転職市場で有利になるスキルを把握した上で後者を選ぶべき。あるいは独立や副業を考えているならそれに沿ったスキルを身に付けるとよいだろう。

資格の勉強

会社によっては、特定の資格を取得すると給与が上がる場合もあるため、この「特定の資格」を狙うのもよいだろう。あるいは異動したい部署や、転職したい会社があるなら、そこで有利になる資格を目指すとよい。自宅であらかじめ、テキストをエクセルやワードにうつしてくれば、仕事をしているようにも見えるだろう。

ひたすら簿記の勉強をする。経理なので、簿記の勉強をしていても意外と見つからない…はず。(経理・28歳女性)
カラーコーディネーターの資格が欲しくて、こっそり会社で勉強していた時期がありました。隣の同僚にはバレましたが、上司には見つからず、合格することができました。(秘書・29歳女性)

エクセル・ワードの勉強

エクセルやワードを開いて、これまで使ったことのない機能を習得すると、今後の役に立つだろう。エクセルやワードは、意外と知らなくても便利な機能が多くあるもの。業務効率化にもつながるため、おすすめの時間の使い方だ。どのように勉強すればよいか分からないときには、資格をうまく利用することをおすすめする。エクセルもワードも、提供元であるマイクロソフトが「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」という資格を運用している。MOSの資格取得を目指して勉強し、合格すれば、どこでも通用するスキルを手に入れることができるのだ。

タイピング・ブラインドタッチの練習

ひたすらタイピングをしていれば、少なくとも周囲からサボっていると見られることはない。またタイピングの速度は、そのまま仕事の早さにもつながることがあるため、早くなって損することはないはずだ。とくにブラインドタッチは社会人なら習得したいスキルのひとつ。暇ならぜひ練習してみるとよい。

暇なときはひたすらタイピング。タイピングゲームはばれるので、経済系の記事をワードにうつしている。タイピングの練習になるので罪悪感を感じない。(商品企画・23歳男性)

指導を受けた項目の復習

上司から新たな業務の指導を受けたり、研修を受けたりした場合、その復習に時間を使うのもよい。ノートを整理したり、データとしてパソコンに取り込んだりすることで、改めて内容を振り返る良い機会となるだろう。

業務関連のネット記事を読む

仕事に関連するニュースはつねに収集しておくべき。最新ニュースに疎いことは、業界から置いていかれることに他ならないのだ。仕事が暇なら、業界ニュースのインプットを心がけてみてはいかがだろうか。

暇なときは、ひたすらニュースをあさっている。注目の情報が出たときには、即チームに共有する。(IT・32歳女性)

業務マニュアルを作成する

自分の業務を明文化する作業もおすすめだ。いきなり異動になったり、部下や後輩ができたりすると、すぐに対応できて、引継ぎがスムーズに進むはず。

自分の仕事を整理して、引き継ぎ書のようなものをひたすら作る。仕事に対する気付きもあったりして、意外と充実した時間を過ごせる(事務・35歳女性)

特にやる気はないけど仕事してると思われたいなら

「暇だからといって、サボるのは気が引ける。ましてやサボりがばれた日には会社で生きていけない!」という人は、「サボってはいない」というギリギリのラインを攻めてみるのはどうだろうか。

PCの設定を変更する

簡単な設定でいえば、コントロールパネルを開けばデスクトップの背景や色、サウンドなどを変更できるようになっている。上向きな気持ちで仕事できるように、まずはデスクトップを自分のお気に入りのものに変更してみるのもおすすめ。「規則上一切設定できない」という人は仕方がないので諦めよう。

デスク周りの整理整頓をする

デスクの上に物ひとつない人は、つねに整理整頓を心がけている人。デスクがきれいだと、仕事ができそうに見えるというメリットもある。もし時間が余ったのであれば、周辺の整理整頓をしてみるとよいだろう。

PC内のデータを整理する

パソコンのフォルダやファイル、ブックマークなどを見てみると、明らかに必要のないものが見つかるのではないだろうか。これらを整理していれば、熱心にパソコン作業をしている人に見えなくもない。

何年も前に作ったフォルダを掘り起こして、整理すると意外に時間がつぶせます。頑張って作った資料などを眺めると面白い。(営業・29歳男性)

暇すぎてやる気ゼロ…何となく暇つぶしするには

暇なほどやる気がみなぎってくる人はいないはず。暇な時間ができたとき、頭を切り替えて有益に時間を使える人というのは意外と少ないのだ。暇すぎて頭も回らなくなってきたときには、とりあえず何かしらの暇つぶしをしよう。ヒントを以下に記載するのでぜひ参考にして欲しい。

休日のスケジュールを立てる

暇すぎると気持ちが落ち込む人もいるのではないだろうか。そんなときには、いっそのこと休日のスケジュールでも立てて気分を盛り立てよう。今週のスケジュールでもいいし、長期休暇のスケジュールでもいい。さらに暇なら、分単位で細かくスケジュールを組んでみてはいかがだろうか。

スマホで旅行系サイトを見ながら、夏休みの予定を立てる。Googleカレンダーにスケジュールを打ち込むので、仕事しているように見えるはず……(営業事務・32歳女性)

ちゃっかり外出

オフィスにいても仕事がないのなら、オフィスにいる必要もないだろう。監視の目がゆるめの職場に限るが、気分転換がてら散歩や買い物をするのもありかもしれない。ただしどの項目にもいえるが、実践して上司に叱責されても瓦版編集部は責任を取らないため、あらかじめご了承いただきたい。

トイレにこもる

何となく暇つぶしする方法としては、トイレにこもる派も多かった。ただしあまりに席を立つ回数が多いと、周囲から反感を買うため気を付けて欲しい。「あの人よくいなくなるよね」と陰口叩かれても気にしない人は、いくらでもこもればよい。加えて、本当にトイレに用事がある人に迷惑をかけることにもなりかねないため、そのような気配を感じたらすぐさま立ち退くのがよいだろう。

1日5回くらいトイレにこもっています。一応10分と決めてスマホで時間測るようにしてます。(事務職・23歳女性)
トイレの個室にこもる。イヤフォンして動画を見たり、寝たりして時間をつぶす。(出版・31歳男性)

SNSにログイン

人の投稿を見たり、SNS友達と会話したり、挙句の果てに「暇です」と投稿したり。SNSの使い方は多様なので、自分に合った暇の潰し方を見つけるとよい。

ひたすらTwitter。フォロワーは仕事している人が多いので、タイムラインには自分のつぶやきばかり。(看護師・29歳女性)

ネットサーフィン

ブラウザを縮小してこっそりブログを読んだり、足音がしたら画面を切り替えたりと、お気に入りのサイトを見ていても意外と集中できないもの。しかし1日中パソコンとにらめっこする仕事の人が、気分転換や息抜きについついネットサーフィンしてしまうのは、もはや「しょうがない」といってもいいのではないだろうか。ネットサーフィンは、見つかったときに苦しくとも何とかいい訳のできるサイトに絞ることをおすすめする。

LINEする

あの緑の画面は意外と目立つものなので、ぜひ周囲の目には注意して欲しい。しかし、ビジネスにLINEを活用している人は幸運だ。友人とLINEしていても、周囲からは仕事しているように見えるだろう。

平日休みの友達や、専業主婦の母親とLINEして時間をつぶしてます。話が盛り上がると意外と時間を忘れられます(販売・22歳女性)

ブログを書き溜める

ブログをやっている人には、ブログを書き溜めるという暇の潰し方を紹介したい。ワードやテキストにブログを書き溜めていけば、周囲からは必死で資料作成している人に見える。かつ趣味に没頭できるため、充実した時間を過ごせること請け合いだ。

同僚とメールやチャット

社内のチャットツールやメッセージツールを使って、同僚とおしゃべりする人も多い。ただしログを取られるようなツールには注意しよう。

月1の研修が暇。仕事で使うチャットがあるので、そこで同期とひたすら上司の悪口を言い合っていた。(営業・28歳男性)

スマホゲーム

ゲームにはまると危険なのが、暇でなくとも仕事中にゲームに手を出してしまうこと。暇ならまだよい(かもしれない)が、あまりにゲームに没頭して本業をおろそかにする事態にならないようにして欲しい。

個人でミーティングルームを取って、スマホゲーム。毎日終電なので、少しくらいならいいかなと思う。(編集・33歳男性)
トイレでゲームしています。さすがにデスクではできないので、トイレに行きますが、よく消えるやつだと思われていそうです。(経理・29歳女性)

寝る

暇だと眠気も襲ってくるもの。デスクで堂々と寝ている人もいるが、さすがにマズいという人は、トイレやミーティングルームで寝ているようだ。しかし「寝る」という回答は意外と少数派だった。

眠いまま仕事しても仕方ない!と寝る理由を正当化しつつ、こっそりトイレで寝ています。(人事・31歳女性)

同僚のあだ名を考える

エクセルを開き、同僚の顔を思い浮かべ、あだ名を考えて打ち込んでいくという方法もある。周囲からは、エクセルで資料作成をしているように見えるだろう。ついでにエクセル機能を学びながら、あだ名を打ち込んでいけば、エクセルスキルの上達にもつながる(かもしれない)。ただし、誰かに覗きこまれたら最後、それが仕事でないことはすぐにバレてしまうはずだ。

上司のあだ名をひたすら考えていた時期があった。何もしていないと気まずいので、エクセルに入力していた。そしてよくできたものは、同期に送っていた。(PR・26歳男性)

◇おまけ

そんなに暇なら、人生変えるって手段もある。とっとと仕事を終わらせて、せっせと勉強。自分の興味ある分野を軸に学び直しをして、転職でも独立でもすればいい。暇を持て余すのは個人の自由だが、会社という枠内でそれをするのは、健全とはいえないわけで…。それに今は人生100年時代。暇に埋もれていては精神が持たないでしょ。

読み物コンテンツ

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