働き方

仕事で頼りにされない人の残念な5つの特徴とは?

仕事で頼りにされたいかどうかから考えよう

もしも頼られたくても頼られていないと感じている人がいるなら、以下で取り上げる「仕事で頼りにされない人の5つの特徴」と自分を照らし合わせ、今一度、どうして頼られないのかについて考えてみて欲しい。

人を頼らない人

どれだけ難しい課題にぶつかっても、周囲に頼らずひとりで何とかしようとする人がいる。自分だけでは解決できそうにないと分かっていても、頑なに人に助けを求めないのだ。

しかし実は、期日直前になって周囲に助けを求めたり、労力の大部分をひとつの課題に費やしたりと、良くない結果を招くことも多い。

これでは、上司はおろか同僚にも頼られない。周囲が気づかないうちに、ミスがミスを呼んで事態が悪化しているかもしれないと考えると、気軽に仕事を任せたくはないだろう。安易に周囲に答えを求めない姿勢を非難するわけではないが、たったひとりのプライドで、クライアントや周囲に迷惑を掛けてはいけない。

同時に、人を頼らない人は、人からも頼られない。孤高に作業をする人には、誰もが話しかけづらいもの。仕事のスタイルは個々の自由ではあるが、それでもどこかで周囲との繋がりは作っておくべきだ。ひとりでも殻に閉じこもっていれば、チームは成り立たないのだ。また、仕事におけるコミュニケーションは、ときに大きな自己成長へ導いてくれることもある。

責任感って言えば聞こえはいいわね。

仕事を振られて嫌そうにする人

仕事を依頼されたとき、いつも難色を示したり、多忙を盾に拒否したりする人には、いずれ仕事は回ってこなくなる。もちろん、だからと言ってなんでも受けて締め切りを守れないのは論外。そこは最低限自分のタスクを把握し、本当に期日を守れそうにないのならはっきりとその旨を説明すべきだ。

ただ仕事を振る上司も、部下が忙しいことを知っている。その上で、誰にどの仕事を任せるのかを決定するのだ。つまり、仕事を任されるのには、理由があるということ。

たとえ多くの仕事を抱えていても、上司に頼まれた仕事を快く引き受ける部下は頼りにされる。これは上司にとって、気軽に頼みやすいというのもあるが、嫌々引き受けないことで責任感を持って仕事を進めてくれるのではという信頼感も生まれるということだ。

もしも本当にギリギリの状態なら、すぐに断らずに期限の延長を申し入れてみると良い。多少残業が増えても、上司から振られた仕事をきっちりとこなすことで、自分の評価へとつなげることができる。あいつに頼めばスムーズに引き受けて、きっちりとこなしてくれると印象付けることができればもう頼りにされているも同然だ。

なんのために会社にいるんだか。

上司と上辺で付き合う人

上辺ばかりで上司によそよそしい態度を取る部下よりも、多少砕けた接し方をする部下の方が上司から可愛がられている、と感じたことはないだろうか?

それは決して、上司がかわいい部下とそうでない部下を区別したいわけではない。このようなことが起こる理由のひとつに、後者のタイプの部下は、仕事でもプライベートでも、自分が抱える悩みを上司に気軽に相談できるから、ということがある。

上司が部下の悩み相談に付き合うほど、師弟のような良い関係が出来上がる。上司は、初めから可愛がる部下を決めているわけではないが、自分を頼って本音で付き合おうとする部下とは自然と距離が縮まり、その関係が仕事上でも続いていく。

上司が部下の人となりを知っているというのは、もちろんポジティブなイメージを抱いていることが前提ではあるが、それがそのまま信頼につながる。上司が、物理的にも精神的にも距離の近い部下に仕事を頼むことは自然な流れであり、仕事のパートナーとして頼りにするというのも当然なのだ。

もしもこれに当てはまると思ったら、まずは上司に仕事に関する相談をしてみるといい。提出した資料のフィードバックを求めるでもいいし、おすすめの書籍を聞いてみるでもいい。それは、仕事に対するやる気のアピールにもつながる。そして上司は誠意をもって答えてくれるだろう。

結局、人付き合いも戦略よね。

報連相を怠る人

業務の進捗報告をせず、期日直前になって間に合わなそうだと周囲に助けを求める人がいる。もしかしたらギリギリまで自分で頑張ろうという、責任感からくる行動なのかもしれない。

しかし、いくら終電まで会社に居残って仕事を頑張っても、結果的に期日を飛ばしてしまえばそれはなんの評価にもならない。むしろ周囲からすれば、締め切りに間に合わないくらいならタスクが増えたとしてもサポートの手間は惜しまないというのが本音。それが、クライアントを巻き込むものであればなおさらだ。

必要なのは、まず仕事を与えられた際に、自分のタスクを確認しないで軽々しく請け負わないこと。それぞれのタスクの期日を確認し、容量を超えてしまう場合には、あらかじめ上司に相談しておくことが必須だ。そうすれば、上司が臨機応変に対応してくれるだろう。

報連相を怠たる部下だとみなされてしまえば、上司は安心して仕事を任せることができない。上司からすれば、自分の知らないところで、部下が大きなミスが引き起こすことがいちばん怖いのだ。どれだけ質の良い作業ができても、報連相ができなければ上司からの信頼は得られないだろう。

まずは報連相の必要性を理解しなさい。

付き合いを避ける人

懇親のための飲み会やスポーツ大会が開催される会社は多い。これに意地でも不参加を決め込む人がいるが、損以外の何物でもない。

仕事以外の場で生まれる関係を過小評価してはいけない。例えば上司は、実力さえあれば社内でのコミュニケーションは必要ないと考える社員に、部下を持たせたいと思うだろうか。

逆に社内行事で、積極的に周囲と交流する部下の姿を見れば、自然とチーム内での立ち振る舞いや役割を知ることができる。上司からすれば社内行事は、部下の業務能力以外の部分を知ることができる良い機会となるのだ。

ひとりが単独で成果を上げているだけではチームは成り立たない。上司になる人物が全体の士気を高め、個々を指導することで初めて全体の実績は上がるのだ。

社内行事の参加不参加は自由かもしれないが、上司からすれば、積極的に参加して楽しむ人と、そうでない人の見え方はどうしても違って来る。参加する社員は、仕事においてもコミュニケーションを大切にして仕事を進めるのでは、という評価になりやすい。

そして、そのような人は必然的に上司から頼られる機会が増えるのだ。一定以上の職務能力があることは前提だが、自分が上司になったとき、どちらの部下に仕事を頼みたいか考えてみれば、分かりやすいだろう。

楽しいとかつまんないとかの問題じゃないのよ。

固定観念は捨てるべき

もしも仕事で頼りにされたいと感じているなら、これまでの仕事に対する姿勢を改める必要がある。誰でも自分なりの働き方が染みついているだろうが、もしも上記の5タイプに当てはまっているなら普段の働き方を見直してみて欲しい。

上司からの評価は、並大抵の努力では良くならない。周囲から見ても分かりやすいように、思い切ってシフトチェンジを図ることもときには必要なのだ。

また、一度貼られたレッテルはなかなか剥がすことができないと考えていたり、改めて自分の価値を見つめ直したいと考えていたりするのであれば、今の環境から飛び出す必要も出てくるかもしれない。

転職を志すならセルフチェックをしてから

上記の5つに残念ながら当てはまってしまった人は、その一つ一つを改める努力をしなければいけない。なぜなら、信用というのはどんな場所にいても必ず付きまとってくるものだからである。仕事をしていくにあたって、信用や信頼は必要なファクターである。クオリティや成果よりも信頼の方が重要だと言っても過言ではない。いくら能力がある人でも、信用されなければその能力を活かすことはできないからだ。

また、自分が信用されない理由を環境のせいにしてはいけない。何の根拠もないまま、「環境さえ変われば、自分はもっと信頼される」と思うのはお門違いである。いくら取り繕っても最終的には化けの皮がはがれてしまうのが関の山である。だからこそ、今いるところを飛び出して新しい人間関係を築きたいと考えるのであれば、セルフチェックをして万全に備えておこう。自分の弱点に気付き改めていくことが、一番自分の成長に繋がることを認識していくとよいだろう。

転職は自由だがしっかりと考えて行おう

転職をするのは自由である。権利としても認められている。しかし、幾ら転職をしても同じ轍を踏んでしまう人はたくさんいる。そうなると、また転職をしなければいけない羽目になる。転職術をわきまえており、それなりに対応がうまい人は生き延びていけるだろうが、苦手な人は転職を重ねるたびに窮地に追い込まれるというパターンもあり得るので、転職をする際には、下準備をしっかりとしなければいけない。

自分で自分を見極められない人はエージェントへの登録をお勧めする。
セルフチェックができない人には、第三者の目をして判断してもらうとよいだろう。今まで自分の身にあったことを包み隠さず話すことで、自分のウィークポイントや改善ポイントをエージェントに指摘してもらうことも有効である。

エージェントサービスと言えば、リクルートエージェントが有名である。
エージェント自体もいくつもの案件をこなしてきた人ばかりなので、分析されるほうも安心してアドバイスを受けることができるだろう。

世の中にはいろいろ無料で使えるサービスが多いので、自分の殻を破ることができない人は、積極的に利用していくとよいだろう。

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