働き方

あなたにとってのモチベーションとは

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はじめに

ヒトは利己的な生き物である。結局は自分のことしか考えていない。
これをご覧になっている方は、自分のモチベーションが下がっていると感じているはず。
だが、下がっていると思われるソレ、本当にあなたのモチベーションだろうか?

冷酷な完璧主義上司

全ての人間が 「モチベーション」 を持っている

リーダーや経営者は往々にして「部下のモチベーション低下」を叱責する。
というのは、彼ら自身のモチベーションが人並み以上で、自分からしてみたら周囲のモチベーションはまだまだ低いレベルに位置すると感じているからだ。
しかし、周囲のモチベーションが全てリーダー・経営者並になったらどうなるか?部下は独立・起業し、彼らのもとから人は消え、組織は崩壊するだろう。
上に立つ人間のモチベーションが頭一つ飛び出しているのは当然のことであり、経営において「部下のモチベーション低下」を叱責することは、ひとつの誤りとも言える。

では部下のモチベーションを上げるには?これは難しいが、部下自身の問題になる。
自分のモチベーションを強要することは避けたいので、上司はあくまでモチベーションを”上げさせる”ための環境作りに留まらなければならない。
部下に「気づき」を与え、自主的なモチベーションの向上を図る。
このとき部下が「他力本願」に陥らないよう気配りする必要もある。

あなたのモチベーションと周囲のモチベーション、かみ合っているだろうか?

モチベーションには法則がある

『人間には大きく分けてふたつの欲求があり、ひとつは苦痛を避けんとする動物的欲求、
もうひとつは心理的に成長したいという人間的欲求である。』

アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグは、この理論を基に「二要因論」を提唱した。
満足感を誘引する二つの要素、動物的欲求と心理的欲求は互いに干渉せず、一方が満たされていても、
もう一方が満たされなければ満足感は得られない。というものである。

ハーズバーグはこの理論をビジネスにあてはめ、動物的欲求を「衛星要因」に、人間的欲求を「動機付け要因」とした。

「衛星要因」
動物的欲求を満たす要素は 「会社の政策と管理方式」 「監督」 「給与」 「対人関係」 「作業条件」 など。
これらが職務不満を起こすとされる。そしてこの条件を満たしたとしても、それは単に不満解消であって、いわゆる“成長”へは繋がらない。

「動機付け要因」
人間的欲求を満たす要素は 「達成すること」 「承認されること」 「仕事そのもの」 「責任」 「昇進」 など。
これらを達成したとき、はじめて人は満足感を覚える。転じて仕事においてこの要素が欠けている状態でも人は不満を感じることはない。

あくまで二つは独立しており、モチベーションが上がる環境は片方が欠けている状態では成立しない。
二つの条件を満たした場合のみ、良い環境作りにつながる。

モチベーションが下がったときの応急処置

環境作りと一概に言っても、すぐに実行へ移すのは難しいだろう。
お互いが理解し合うには話し合いが必要になってくるが、会社ではそう簡単にもいかない。
あなたが周りを変えたいとき、まずはあなた自身が変わるのが先決である。

「イメージトレーニング」

自分が成功する姿をイメージするだけで、自己効力感(自分に対する肯定感)が強まるとされている。
自己効力感を引き起こす条件は主に4つあり、上にいくにつれて効力が強いとされる。
達成体験 - 自身の成功を基とする体験。4つのなかで最も強い要因。
代理経験 - 他者の成功を観察することで「自分にもできそう」と感じること。
言語的説得 - 説得などの外因によって自分に能力があること思い込ませること。
生理的情緒的高揚 - アルコールなどによって気分が昂ぶること。
また、イメージトレーニングはひとつの目標設定にもなる。
自己啓発本を読むのもイメージトレーニングにつながる。

「自分へのご褒美」

ご褒美というのは必ずしもいいことばかりではなく、「ご褒美のためにしか仕事をしなくなる」ということもある。
というのは、他人からもらうご褒美は「外発的動機付け」といって、仕事の対価がご褒美そのものに置き換わっている。
自分へのご褒美というのは「内発的動機付け」であり、この場合は「自分にご褒美をあげること」が仕事の対価になっている。
こうなるとご褒美そのものが一つの目標となって、モチベーションの向上が見込める。

「意見交換」

励まし合うことや認め合うことは自己効力感を強める要因になる。
また、あなたの友人のなかには一人くらい口のうまい人間がいるだろう。
不本意でも人は褒められることによって、自己肯定感が生まれてくる。
知り合いに「褒め上手」がいなければ友達付き合いを見直すのも手だろう。

いかがだろうか?

会社によっては、社内表彰制度を設けたり、成績に連動させて休暇を与えるなど、
積極的に社員のモチベーション向上を図っている会社もある。ユニークな制度を設けている企業もあるので、ぜひ見て頂きたい。

根強い支持率の社内表彰の正しい使い方

モチベーションとは自分本位であり、その尺度で相手を測ることはできない。
しかしモチベーションは相互作用するもので、相手のそれを上げることはできる。
「情けは人の為ならず」は上司と部下どちらにも言えることで、相手のモチベーションを上げることが、
結局は自分のモチベーションを上げることへと繋がってくるのだ。

自分がいい思いをしたければ、まずは相手の立場に立って考えよう。
それが社会をうまく渡っていくためのコツである。

こちらの記事もご覧ください
仕事のモチベーションを上げるための5つの方法

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