働き方

達人に共通するフリーランスで成功する極意とは

投稿日:2016年3月24日 / by

ランサーズの2016年MVPが決定

クラウドソーシングのランサーズで活躍するフリーランスを表彰する「 Lancer of the Year – 新しい働き方大賞 – 」が2016年3月23日、都内で開催された。MVPを筆頭に、1年を通じ、フリーランスサーとして、次世代ワークスタイルのロールモデルとなる働き方を示した個人が表彰された。

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受賞者は例外なくフリーランスならではの働き方で人生を謳歌する“成功者”といえる

19人の受賞の中から、MVPに選ばれたのは池田昌広氏。大手企業勤務を経て、フリーで活動するフォトグラファーだ。日本はもちろん世界をフィールドに写真を撮りながら、地元長野で農業も行うなど、パラレルワークを実践する氏は、フリーランスゆえの縛られない柔軟な働き方で、人生を謳歌している。

「会社勤めのころは会社の名前で仕事ができたが、フリーになってからは『誰ですか?』 というところのスタート。ようやく稼げるようになってきました。今はのんびりとアーティストとしての活動や地元への貢献活動など、時間や気持ちに余裕を持ちながら働いています。今後は海外にも目を向け、日本のローカルからでもロンドンやNYなどで通用するクリエイティブを発信していきたいです」と喜びをかみしめながら、先を見据えた。

そのほかの受賞者も2児のシングルマザー、大自然を求め、北海道に移住した43歳の女性WEBデザイナー、海外で暮らしながらランサーズで日本の仕事を受注する翻訳家、豪雪地帯という地理的ハンデをものともせず、在宅ワークで稼ぐプログラマー、など今年2回目を迎えた同賞では、フリーランスという働き方の可能性を存分に感じさせる多様な境遇の個人が、それぞれ賞を受けた。

達人が公開したフリーで成功する極意

授賞式の後には、フリーランスとして大活躍する達人が、トークセッション。前半ではバイリンガールの吉田ちか氏、ミニチュア写真で絶大な支持を集めるインスタグラマーの田中達也氏がフリーランスになった経緯などを明かした、ともに会社員からの転身組。その理由について、ちか氏は、並行して活動する中で、知名度が上がり、副業ばれも考慮し、収支面では大幅減になるが、それ以上にYouTuberしての活動が好きなことが決断の決め手になったと明かした。一方の田中氏は、すでにミニチュア写真家としての収入が、本業を上回っていたが、それとは別に家庭のことなど総合的な判断と打ち明けた。

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ファーストレディながら料理店を経営するなどパラレルに活躍する安倍昭恵氏はフリーランスにエールを送った

後半では、YouTuberのジェットダイスケ氏、インスタグラマーの小野慎二郎氏が「フリーランスの仕事術」をテーマにセッションし、その極意を伝授。ジェット氏は、「とにかく続けること。そうなるとやはり好きなことでないと難しいと思う」と大卒以来フリーという、説得力十分の極意を披露した。小野氏も同様に続けることが大事とし、その上で、常にプラスアルファの工夫を加えることが重要と、インスタグラムで200万以上のフォロワーを持つ秘訣を公開した。

まさに、日本のトップランクのフリーランスが一堂に集ったこの日の授賞式。さまざまな成功法則が透けてみえたが、例外なく共通していたのは、「続けること」。そして「好きで自ら進んで取り組んでいる」という2点。ここさえ押さえられば、フリーランスとしてやっていける資格は十分といえる。その上で、ジェット氏が話した言葉を噛みしめておくといいかもしれない。「どんなに稼げるようになっても、いつまで続くかの保証はない。常に不安定であることに変わりはない。それがフリーランス」。不安定が心配なら、フリーランスになる必要はない。

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