働き方

転職のプロが予測するAIに代替される職種のトップはアノお仕事

投稿日:2016年5月9日 / by

転職コンサルタントが予測するAIで消える職種

人工知能(AI)の脅威を目にする機会が増えています。それだけ、テクノロジーが進化し、人間もウカウカしていられないということなのでしょう。でも、実際、まだ実感がないのも事実。なにがどうヤバいのでしょう。

医師に取って代わるという指摘もあるAI

医師に取って代わるという指摘もあるAI

エン・ジャパン(株)が、同社が運営する「ミドルの転職」( https://mid-tenshoku.com/)上で実施したアンケートは、「AIに代替される可能性が高い業務」。サイトを利用する160人の転職コンサルタントを対象に聞いています。これをみるとさすがに、首のあたりがスース―してくるかもしれません…。

「10年から20年以内にAIに代替されてなくなってしまう業務はあると思うか」については、76%が「ある」と回答。もう1割くらい多くてもいいかと思いましたが、それでも約8割が、ロボットによる仕事の消滅を予想しています。

気になる消滅可能性予測のトップはなんだったのでしょうか。1位は、「一般事務」(35%)、2位が「経理」(32%)、3位が「コールセンター」(30%)とトップ3が僅差で並びました。要するにルーティンワークは、人工知能に取って代わられる、ということです。規則性のある作業なら、ロボットが速く、しかも24時間稼働可能なわけですから、当然といえば当然ですね。

より具体的な職種としては、SE、PG、弁護士、弁理士、店長、生産管理、Webサイト運営、医師、看護師なども挙がってます。意外に思える職種も挙がっていますが、データとして事例が豊富あれば、課題の種類に対する紐付の組み合わせが増えるため、人工知能にとってはお手のものといえるかもしれません。いやはや、AIを軽視するのはやはり甘いのかもしれません…。

転職コンサルタントが予測するAIに負けない職種

では、どんな職種ならAIに取って代わられないのでしょうか。1位は断トツで「経営者」(81%)でした。さすがに経営判断はビッグデータの解析等だけでできる単純なものでない、ということなのでしょう。2位は経営企画で54%、3位は営業系で43%でした。

どんな業務がAIに代替されないかも聞いています。上位に挙がっているのは「相手の意図を汲み取り、臨機応変に対応する必要がある業務」(67%)、「新たな事業やサービスを企画する業務」(65%)、他社とコミュニケーションをとりながら進める業務(56%)などです。納得はできるものの、人間だからといって必ずしも、万全でない人が多いタイプの業務といえ、微妙な気がしますね。

こういう系はロボットの独壇場にになるでしょうね。もちろん、競技枠は別になるでしょうが…

こういう系はロボットの独壇場にになるでしょうね。もちろん、競技枠は別になるでしょうが…

具体的には、プロジェクトマネージャー、デザイナー、施工管理、CTO、CIOなどが挙がっています。もっとも、取って代わられるで上がっていた職種も入っており、人口千野がどこまで人間の仕事に侵食して来るかは、より脅威という意味合いで、まだまだ未知数というのが実状のようです。

囲碁で人工知能がプロに勝ったことが話題になっていましたが、それは、囲碁は人工知能がまだ弱い分野と思われていたからです。ところが、そうした予測を超え、プロを負かせたことから、AIの恐るべき可能性がクローズアップされたのです。もはや、脅威と思っても意味がないのかもしれません。それよりも、いかに創造的なことに頭脳を使うか、そして使える頭に磨き上げるかに注力することが、なによりも重要なフェーズに来ているのかもしれません。

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