働き方

アラサーバイト記者が考える、「どうすれば自分らしく働けるのか」

投稿日:2016年7月25日 / by

アラサーバイト記者が考える「自分らしく働く」とは(1)

社会人なれば、少なくとも時間の3割以上は仕事に費やされる。5割近い時間を捧げるビジネスパーソンも珍しくない。それだけの時間を割く以上、せめて自分らしく働いて、労働を有意義なものにしなければ、人生を浪費することにもなりかねない…。正社員の勧奨を拒絶し、わが道を突き進む瓦版編集部の個性派バイト記者が、独自の観点で“自分らしい働き方を考察する--。

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自分らしい働き方をするために必要な要素は何か…。個人を軸に考えれば、「自分の特性を活かせること」は大きな要素かもしれない。「働く理由や目的が明確であること」も外せないだろう。ただし、どちらか一方では十分とはいえない。2つの要素を同時に満たして初めて、自分らしい働き方が実現する。その理由を説明しよう。

自分の得意分野を仕事に活かせているか

まず1つ目の要素である「自分の特性」とは、自分が持っている資格や特技のように、人よりも秀でた能力のことを指す。運動の得意な人がスポーツ選手として、絵の上手い人がイラストレーターとして、働いていればこれは自分の特性を活かした働き方であり、自分らしく働けている状態と呼べるかもしれない。しかし、世の中には仕事として成立させられるほどの特性を持っていない人間も少なくない。さらに特技や能力を活かして働いている場合でも、働く目的が不透明で仕事がまったく楽しくない状態であれば、それは”自分らしく働けている”とはいえないだろう。

働く理由や目的は明確か

そこで2つ目の「働く理由や目的」という要素が重要になってくる。<お金をもっと稼ぎたい>、<最低限の収入が欲しい>、<家族を幸せにしたい>、<高度なスキルを身につけたい>など、人が働く理由や目的は実に様々。この自分が働くうえで、とくに重要視している部分に対して満足できていれば、これも自分らしく働けている状態といえるかもしれない。しかしながら、たとえ働く目的が明白で満足ができていたとしても、自分の意に反する仕事であったり、苦手なことを強要されるような仕事であったりする場合は、やはり自分らしく働けているとはいえない状態なのである。

2つの要素を満たす努力をせよ

このように、自分らしい働き方において、「自分の特性」と「仕事の目的」という2つの要素は、どちらかが欠けてしまえば不完全となってしまうのだ。先に挙げた2つの要素をまとめると「自分の能力を活かして働き、仕事にも満足できている人」こそが、本当の意味で自分らしい働き方ができている人といえるだろう。これから社会に出て働く学生も、すでに働いている社会人も、自分らしく働きたいならば、この2つの要素を満たせる環境に身を置くべきである。

残念ながら、多くの人間が仕事なんて楽しくない、できれば働きたくないと思っているのではないだろうか。しかし、天職とも呼べる仕事に出会い、それこそ自分らしく働けていれば、このようなマイナスの発想が頭に浮かんでくることもなくなるだろう。仕事が楽しくないと思っている人こそ、自分らしく働くために努力を怠らないようにしなければならないのである。

自分らしく働くための努力をしてみた結果

bsHTdaijyokujyou20150221103058偉そうなことを言わせてもらったが、かくいう私も、もちろん自分らしく働く努力はしている。今は、自分の能力を活かしつつ、仕事で文章を書いて日銭を稼ぎ、趣味である銭湯や日帰り温泉でのんびりする日々を送っている。このサイクルは結構フィットしていて、それなりの満足感は得ている。

でも、業績のよい会社にありがちなポジティブで活動的な人が多い環境に身を置くと、どこか息苦しさを感じてしまうのも事実である。

「自分らしく働く」ということは、その息苦しさをはねのけるほど、精神的に強靭な人じゃなきゃ難しいのかもしれない…。


<バイト記者プロフィール>
パソコン一台片手に、仙台から上京すること丸9年。半年間の無職生活に始まり、漫画の執筆、中華料理屋でのバイト、一般商社で事務…など、一通りの“職”を体験。だが、未だ自分の道は見えずじまい…。現在は、正社員のススメを拒絶して、アルバイトとして瓦版編集部でライター業に携わる。余計なことは考えず、目の前の道をただひたすら踏みしめるように歩む様は、まさに自由気まま。趣味は、銭湯巡りとレトロゲーム。大好物は鰻丼。舟和の芋ようかんにも目がない。なぜかほのかに昭和臭が漂う、準フーテンのアラサー男。

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