働き方

ストレス蓄積は最長1日。タフネス出版ウーマンのヒミツとは

投稿日:2016年10月4日 / by

ビジネスウーマン自撮Deレポート ~私の職場~

File.6 営業部 桑田圭子さん(28)

働く女性の分岐点“28歳”で描くライフプラン

働く女性には、命運が分かれる年齢があるそうだ。それは27歳。その根拠は、「仕事のパフォーマンスが安定してくることと婚期」なんだとか。「経験上、断言できる。28歳だ」と自信満々に語る、知り合いの部長さんもいる。とにかく、27歳、28歳は、働く女性にとって、そのキャリアにおいて大きな分岐点にある可能性は高いということなのだろう。

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日本実業出版社の営業職でPR/宣伝を担う桑田さん。転職を経て、同社で活躍する彼女はいままさに28歳。ワーキングウーマンのターニングポイントのど真ん中にいる。実際のところ、どうなのか。

「キャリアアップや結婚など、うっすらと思い描くものはあるものの、迷走中ですね……。ただし、仕事や人間関係など、今の周りの状況を大切にして、もう1ステップ、2ステップ進んでいき、『今のままの自分でいいや』と妥協し続けることはしたくないと思っています。より深みのある自分で数年後を迎えたいです。30代からは、生き方が顔に現れると聞いたことがあるので、その結果が気になりますね(笑)」と桑田さん。やはり、先のことを意識し、もがき始める年頃のようだ。

桑田さんの仕事は、書籍をPRによってより多くの読者の手に届けること。そのために販促イベントやメディアとの連携などを積極的に行っている。いかにして書籍が注目されるかに日ごろから知恵を絞り、試行錯誤。絶対的な正解はない作業だけに、固定観念に捉われることなく、とにかく前進を心がけている。

「基本的に何事にも『Yes』と答えて、頼まれたことに対して真摯に取り組むようにしています。仕事において、相手との『Win-Win』の関係を築けることを理想とし、こちらがお願いするばかりではなく、相手にとっても助けとなる存在となりたいと思っています」と桑田さん。言葉通り、<とにかく前進>の姿勢は着実に仕事相手にも伝播し、外部との協業の輪は拡大。PR活動にも恩恵をもたらしている。

冷静沈着をキープする秘訣とは

職場での桑田さんは、感情をあらわにするというより、知的で冷静沈着な印象だ。とはいえ、仕事では、楽しいことはもちろん、辛いことだってある。表には出さなくとも、ストレスも蓄積されているはずだ。だが、桑田さんにはどうやら、クールさをキープできる“ストレス解消術”が備わっているようだ。

「ストレスですか? 基本的に寝たら忘れるタイプなので、あまり溜まりません」。サラリとこんなことが言えるのは、床に入れば悩みがあふれ出し、眠れなくなるタイプの人間からすれば、うらやましすぎる能力だ…。

これでダメなら別の方法まである。「どうしても……というときは、泣ける動画や本を見て、涙でデトックスを行ないます。こう書くと、『大丈夫かな?』という感じなのですが、感動だったり、悲しかったり、嬉しかったり、自分の心が揺さぶられて涙を流すことで、自分の中に色々とたまっていたものを出し、リセットをすることができます」。職場での冷静さの裏で抑制された感情をモニターの前で全開にする姿も見てみたいものだが、桑田さんにとって、ストレスはコントロールできるもののようだ。

安藤美冬さんの「20代のうちにやりたいこと手帳」。ペンは4つのリフィルを好きに選べるタイプで、これ1本と手帳があれば、手軽に打合せや取材を行なうことができるそうです。

安藤美冬さんの「20代のうちにやりたいこと手帳」。ペンは4つのリフィルを好きに選べるタイプで、これ1本と手帳があれば、手軽に打合せや取材を行なうことができるそうです。

なんとも逞しい出版ウーマンだが、こうでなければやっていられない、ともいえるのかもしれない。2年後には、三十路に突入する桑田さん。その時、一体、どんな相をしているのだろうか…。苦労がにじみ出たやつれた顔。そうでないことはすでに確定だろう。多くの人に慕われ、自信にあふれた顔。そこまでは想像できる。後は、働く女性の分岐点でどれだけあがき抜けるのか…。それによって、いま以上の魅力がどれだけ上乗せされるかが決まるのだろう。

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