
結婚願望年齢調査の1位は「30歳まで」。2位はまさかの「○○」
結婚したい年齢のアンケート調査を実施
婚姻数が減り、結婚年齢も高齢化している少子高齢国家日本。今回の瓦版働き方白書では、その実態に迫るべく、結婚したい年齢ついて調査しました。対象は、瓦版ユーザー320人(男性:109人、女性:211人)。

結婚の希望年齢は、想像のつく順位になりましたが、全体の2番目に多かった回答は「特に結婚をしたいとは思わない」(28%)だったのです。30歳を過ぎると婚期を逃すワケではないでしょうが、次の多いのが結婚願望なしというのは、日本の将来に大いなる危機を感じざるを得ません。
したい人・したくない人の理由それぞれ
結婚願望については、その希望年齢別に理由を聞いています。「25歳まで」と答えた女性では「若いママになりたい」、「早く子供が欲しい」といった微笑ましい回答が目立ちました。「30歳まで」と回答した女性では「収入が安定してから子供を産みたい」、「30歳までに第一子を産みたい」、「35歳以上になると子度を産めない体になるから」というライフプランをしっかりと意識しているような声が目立ちました。

一方の男性の声は「25歳まで」では「心のよりどころが欲しい」、「相手がいるから」、「子どもが欲しい」。「30歳まで」の男性では「家で安心したい」、「仕事も安定してくると思うから」、「貯金も必要だから」、「親の圧力」という現実的な声が続きました。「35歳まで」の男性になると「ゆっくり安定した将来を建設したい」、「年齢的に適当」と女性ほど焦燥感は感じられません。「40歳まで」となると「パートナーが欲しい」という切実な声も挙がりますが、少数派です。
「したいと思わない」と回答した人の理由はどうなっているのでしょうか。「お金がないから」(男性)、「生活が苦しくなる」(男性)、「相手がいないし生活が不安定」(男性)、「もうあきらめの境地になりました」(女性)、「めんどくさい」(女性)というなんとも寂しい理由が並んでいます。なかには「良さが全く分からない。自分に向いている生活形態ではない」(女性)というなぜか納得できるような回答もありました。
結果全体を通していえることは、やはり結婚というイベントが人生における優先順位としてかつてに比べ下がっているという事実です。先の見えない経済情勢も要因のひとつでしょう。結婚以外の楽しみが多過ぎて、よさが埋もれてしまっている側面もありそうです。いずれにせよ、国家の活力は婚姻から始まり、子供が生まれ、人口が増加していかなければ育まれません。このままでは、日本はトコトン少子高齢化の負のスパイラルに陥り、まさに“老化”を加速させることになりかねません…。