働き方

2016年働き方10大トピックス【10位から7位】

投稿日:2016年12月27日 / by

10位から7位も大きな動きが目立った2016年

2016年もあっという間にのこりわずか。今年はとりわけ、働き方に関して、ビッグウェーブが続きました。いよいよ働き方が、新しいスタイルへとシフトしていることをひしひしと実感する1年でした。それでは、恒例の瓦版働き方10大ニュース2016をお届けします。まずは、10位から7位までをご紹介。

10位:AI台頭

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着実に人間の能力を凌駕する実力を発揮している人工知能。将棋より困難といわれていた囲碁でも3月に「アルファ碁」が世界最強ともいわれる棋士を撃破し、俄然、その凄さが脅威としてクローズアップされました。着実に社会に浸透するペッパー君は愛嬌豊かで、脅威というより癒しの印象でしたが、その裏側で人工知能は加速度的に能力をアップ。<人の仕事を奪う>、というお決まりの議論のトーンも本気モードに変わっていきました。6月には、日立製作所が日本語での論理的な対話を可能にする人工知能の基礎技術を開発。経営判断を支援する人工知能システムの実現を目指すそうです。いよいよ人工知能がいままで以上に深く、人の領域に入り込んでくる。それを実感させる1年となりました。

9位:フリーランスにボーナス支給

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クラウドソーシングの拡大で、フリーランスの不安定は着実に解消されつつあります。とはいえ、単価の低さや実力者への仕事偏重など、“格差”は拡大傾向。根本的なフリーランスの質の底上げが真の地位獲得にますます重要となっています。そうした中で、クラウドソーシング大手2社は、登録ワーカーにボーナス支給することを相次いで決定。仕事ぶりに応じ、正社員の様に賞与を支給しました。あくまで、請負の印象が強いフリーランスですが、頑張れば報われるという図式が示されたことは、その働き方に新たな1ページを開いたといえるでしょう。

8位:女性活躍推進法施行

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女性活躍が叫ばれる中、2016年4月、ついに女性活躍推進法が施行されました。従業員301人以上の企業は、女性の活躍状況の把握や課題、行動計画、情報公開をすることなどが義務付けられます(300人以下の中小企業は努力義務)。長時間労働是正への取り組みや女性採用の取り組みなどについて、方針だけでなく具体的に行動し、その結果を追求していくことが法律で定められました。罰則規定はありませんが、女性活躍を推進する政府の本気度が示されるエポックメイキングなトピックとなりました。

7位:HRテック拡大

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昨年からチラホラと拡がり始めていたHRテックの領域に、2016年地殻変動が起こりました。1月に人材サービスのネオキャリアが総合型のHRテックサービス「jinjer(ジンジャー)」をリリース。人事・労務系の業務を総合管理するクラウドサービスとして、HRテックに切り込みました。遅れること5か月。人材企業のビズリーチは「HRMOS(ハーモス)」を投入。共に人事領域の可視化と人工知能による解析などを武器に、ブラックボックス化しがちな人事の見える化を目指し、動きました。じわじわと広がっていたHRテックに起こったクラウド革命の大波。数値化や分析が困難だった採用関連の“最後の聖域”は、今後、一気に最適化へ加速し、採用・人事領域に大きなうねりを起こすことになりそうです。(6位~4位

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