働き方

まさかの「職場いじめ」。被害を受けたらどうしたらいい?

投稿日:2022年3月17日 / by

相談件数も年々増加の一途で社会問題化している「職場いじめ」。遭ってしまったら…

集団で無視される。社内行事でも仲間外れ。無理な仕事を押し付けられる。逆に仕事を与えられない…。パワハラとも関連の深い社会問題として「職場いじめ」が深刻化しています。厚労省の調査でも、こうしたいじめや嫌がらせに関する民事上の個別労働紛争相談件数が、年々増え続けていると報告されています。
「社会人になっているいい大人が何をしているんだ」と思ってしまいますが、現実問題として、幼稚な思考を持つ人間が少なからず存在してしまっているのが実情です。また、「辞めさせる」ためにわざといじめてくるケースもあるようです。(参照情報:「令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します

学生や生徒の間のいじめも問題ですが、大人のそれも厄介。仮に自分がそのような状況に陥ってしまった場合、どのように対処するべきなのでしょうか?法律事務所あすかの冨本和男弁護士に見解をお伺いしました。(powered by シェアしたくなる法律相談所

Q.職場いじめを受けた場合、どのように対処すればいい?

職場いじめに遭ったときの対策とは

A.上司や弁護士、都道府県の労働局に相談しましょう

冨本弁護士「まず、職場で受けたいじめの内容(加害者の具体的な言動)について、時系列に沿って整理し、可能であれば録音したり、証言者を得たりして証拠を確保します。

その上で上司に相談して解決されそうであれば上司に相談してみましょう(その上司がいじめの加害者でない場合には、ですが)。また、ある程度大きな会社でそうした相談の担当部署があるようであれば、そちらに相談してみてもいいでしょう。

会社内で頼れる人・部署がないような場合、弁護士都道府県の労働局に相談することも考えられます。
企業が従業員から職場でのいじめの相談を受けた場合、いじめを受けた従業員からよく話を聞くのは当然ですが、いじめを行った者や周辺の者にも事情を確認する等の調査を行って、いじめが事実であると判断するのであれば、いじめを行った者にいじめを受けた従業員への謝罪を促したり、いじめの内容がひどくいじめを行った者に反省の色も認められないようであれば相応の処分を行うことも検討した方が良いでしょう。

また、調査の結果いじめが事実であるとの判断に至らない場合でも、いじめを受けたと主張する従業員に対し、どういった調査を行って、どういう理由でいじめの事実を認めなかったかについて可能な範囲で説明を行うことも考えられます」

職場でいじめ被害を受けた場合、一人の力では如何ともし難いものがあります。証拠を確保したうえで、上司や部署、そして弁護士や都道府県の労働局に相談しましょう。

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*取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)

*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)


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