企業風土

妥協しても転職する理由とは

投稿日:2014年9月26日 / by
転職で妥協するが8割も(ワークポート調べ)

転職で妥協するが8割も(ワークポート調べ)

総合転職エージェント(株) ワークポート(東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、ワークポート利用者に向け『転職希望者のホンネ調査』を実施。その結果を公開した。

「転職には妥協が必要か」。この質問に対し、8割が「イエス」と回答した。転職の動機として、いまよりもいいところへ行きたいということがある前提からすると、妥協率の高さは予想以上だが、多くが現実的に考えているということといえるのかもしれない。

では、妥協できるポイントはどこなのか。トップは年収(20%)。ついで会社規模(19%)、役職(12%)、勤務時間(12%)、勤務地(8%)と続いた。同社を利用する転職希望者は「年収アップ」を望む声が多いといい、この結果は「予想外」としている。

それを踏まえ、同社ではこの結果について「妥協のポイントが年収がトップで、最も少なかったのが職場環境という結果をみるとお金や仕事内容でなく、職場環境を優先的に考えている人が多い傾向にあると見受けられます」と分析している。

かつての転職は、より稼いでいる会社へ行って自分もしっかり稼ぐというものだった。だが、右肩上がりの時代が終わり、企業が収益を上げづらくなった状況では、報酬アップを求めるのは困難であり、ならば少しでも働きやすい職場へ、とビジネスパーソンのマインドもシフトしているということなのだろう。

そう考えると、企業側も、働きやすさに力点を置くことで、優秀な人材を確保しやすくなるといえそうだ。新しい働き方へのシフトとすり合わせると、イロイロな部分がすけてみえる興味深い調査結果といえる。

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