
LINEを活用した新卒学生の就活サービスのすごい品質
LINEによる手軽な就活サービスが誕生
ラインで通じる適職への道――。若者離職率が3割前後で推移して久しい。要因のひとつとして、企業側と学生側の情報の非対称が挙げられる。そうした中、LINEで手軽にキャリア、就活相談ができるサービスが誕生した。「就活Myコンシェル」だ。新卒大学生のキャリアサポートを行なう。(株)サイシード(本社:東京都新宿区、社長:中村 陽二)が提供する。
サービス開発した理由を同社では次のように説明する。「多くの大学生と携わる中で、現在の就職活動において2つの課題があると感じています。学生間の情報の格差、間違った就職情報の蔓延です。特に、地方の学生・研究や部活で忙しい学生は、地理的時間的成約があり、OB訪問や企業説明会に気軽に参加することができません。そのためインターネット上に存在する信頼性の薄い掲示板や口コミサイトの情報を鵜呑みにしています。そこでSNSで手軽に、就職に関する正しい情報を得られるツールとしてこのサービスをリリースしました」。
若手の転職のケースだが、エン・ジャパンの調査では、ポジティブ・ネガティブ両面の情報や入社しないとわからない情報の提供が、ギャップの低減に貢献するという結果も出ている。裏を返せば、企業は、求職者に対し、十分に情報を露出できていないことになる。同サービスはまさにそうした情報の溝を埋める存在として、学生の就活をサポートする。
手軽と裏腹の高品質な対応
最大の特徴は、多くの学生が日常的にコミュニケーションツールとして利用しているLINEを使い、いつでもどこでも、分からないことが相談できる手軽さだ。まさに思い立ったその時に相談できることは、何かと忙しく、不安だらけの就活学生にとって、どこまでも頼もしい存在となるハズだ。
使い勝手の手軽さと裏腹に、回答はハイクオリティだ。対応するのは各分野のスペシャリスト5人で、学生1人当たり、約30時間をかけ、就活知識のインプット、思考の整理、ESの添削を行う。
これだけの内容ながら、あくまで同社実施の企業説明会に参加してもらうことが目的なので学生は無料で利用できる点も見逃せない。まさに学生にとって、かゆいところに手が届く就活サービスといえるだろう。
長年3割前後で推移する若者離職率。その原因の一端である、情報格差に切り込んだ同サービスが今後、就活シーンにおける学生のディスアドバンテージを補う、“第三の情報源”となることも十分ありうるだろう。なお、現在、利用は、コンシェルジュの人数の都合上、同社と繋がりのある大学の学生のみに制限されている。