働き方

学歴フィルターはあって当然【瓦の目】

投稿日:2015年6月5日 / by

学歴フィルターには意味がある

education“学歴フィルター”がちょっとした話題だ。企業が採用にあたり、学歴で門戸の開放を区別しているとか、していないとか…。なんともくだらない騒動である。企業が学歴で採用をフィルタリングするのは合理性を考えれば当然である。大量の履歴書をさばく上で、いちいち個性を見極めていては、あっという間に採用戦線は終わってしまう。

確かに、学歴で区別することはフェアではない。学歴がなくても優秀な人材はゴロゴロいるからだ。企業側も当然そのことは分かっている。だが、手間がかかるから、確実な方法として学歴を重視しているに過ぎない。

学歴を超えた能力を持てばいいだけ

なぜこの議論がナンセンスなのか。理由は明白だ。学歴の低い人間を差別しているといいたいのだろうが、少なくとも自分が希望する企業がどんな大学を中心に採用しているかは事前に分かっている。それを逆算して大学選びをしていなかったことが“敗因”だからだ。大学に入ってから希望の企業が明確になるということも当然あるだろう。ならば、どんなスキルや能力が求められているかを事前に入念に調べ、それを身につければいい。

二流大学出身だからいい企業に就職できなったというのは、結果論でしかない。本当に行きたい人間は、どんな手を使ってでも入り口にたどり着く。学生があまりにだらしないから、昨今はそうした人間でも希望の企業の入り口に立てるサービスが立て続けに登場している。厳しいようだが、他力での就活では、せっかく希望の企業に入っても、3年で辞めてしまうのがオチだろう。就活を成功させるには、薄っぺらい戦略でなく、ハートと志に尽きるからだ。

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