働き方

日本人中堅エンジニアの世界における給与ランキング

投稿日:2014年9月24日 / by

globale-ball日本の中堅エンジニア給与水準は世界でのどのくらいなのか…。東京、沖縄、台湾、香港、タイ、シンガポール、韓国のアジア7拠点で、SEM(検索エンジンマーケティング)サービス、インターネット広告、ソーシャルメディアなどのグローバルマーケティングを展開するアウンコンサルティング(株)(本社:東京都文京区、代表取締役)がこのほど、世界40カ国を対象に、現地の金融数値についての情報を収集・調査し、その結果を公開した。

調査対象国は、GDP上位40の国と地域、OECD加盟主要国。同社が各種資料をもとに、データを抽出した。日本は、中堅エンジニアにおける、月額給与で、3,475米ドル。これは、対象国中17位で、決して高いとはいえない結果だった。

日本の上には欧州勢がいるが、その他にもブラジル(6,306米ドル)、アルゼンチン(3,25米ドル)の南米勢、イラン(5,802米ドル)、アラブ(3,793)の中東諸国、オーストラリア(6,942米ドル)が君臨し、サッカーの勢力図ともオーバーラップする。各国の物価や為替レート、税金等の違いもあり、一概に比較はできないが、グローバルに展開する企業にとって、頭に入れておきたい数字だろう。

貨幣価値の比較における指数として、ビッグマック指数も公開されている。アメリカのビッグマック価格に対する価格を指数にしたもので、低いほど通貨が過小評価されているとされる。それでみると日本がマイナス24%なのをはじめ、アジアは軒並み指数が低く、実質的な給与ランキングは、順位ほど低くはないと考えられる。一方の欧州勢はノルウェーの61.79%を筆頭に軒並み指数が高くなっている。

グローバル視点では、各国の物価や人件費を正確に認識しておくことが重要となる。その上で、将来的な伸び率なども予測しておく必要がある。当然だが、グローバル展開において、日本の基準で物事を考えると、確実に失敗する。文化の理解はもちろんだが、金融的な指数も頭に入れておけば、より立体的な展開も可能となり、海外進出をよりスムースに行えるハズである。

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