働き方

外資系企業への転職はマネー、日系企業への転職は雇用保証が重要

投稿日:2013年9月6日 / by

外資系ならカネ、日系なら安定外資系へはお金、日系へは雇用保証。スペシャリスト人材紹介会社、ロバート・ウォルターズ・ジャパン(株)(日本オフィス:東京都渋谷区、代表取締役社長:デイビッド・スワン)は、700名以上の日本人ビジネスパーソンを対象にグローバル化が進む日本のビジネス環境におけるキャリアアップや国際的なビジネスチャンスについてインサイト調査を実施。その結果、日本でビジネスパーソンが外資系企業へ転職する際は、“より高い給与・報酬”が、日系企業へ転職する際は、主に“雇用保証”が重要であると考えていることが分かった。

グローバル化により、国際的なキャリアを追求するバイリンガル求職者は、その選択肢がさらに増えた。パーソナリティだけでなく、スキルが従業員に求められる事が一般的になるにつれ、グローバル志向のビジネスパーソンは外資系企業と日系企業間での転職がしやすくなった。

今回の調査では、そうした中で、その動機が浮き彫りとなる結果が出た。

日系企業から外資系企業に転職した約半数(49.7%)の動機は“給与”、4分の1(25.3%)が“職場環境”、16.4%が“昇進・昇格”だった。対照的に、外資系企業から日系企業への転職者の38.6%が“雇用の安定”、23%が“職場環境”、15.8%が“給与”を転職の主な動機としてあげた。

理由の上位が、外資系で給与、日系で雇用安定はある意味予想通りだが、外資系で雇用の安定がわずか2.4%、一方で日系企業では給与が1割台というのは、外資系ー日系のカラーの違いを鮮明に表している結果といえそうだ。

▼日系企業から外資系企業へ転職したいと思う主な動機
給与   :49.7%
職場環境 :25.3%
昇進・昇格:16.4%
雇用の安定: 2.4%
その他  : 6.2%

▼外資系企業から日系企業へ転職したいと思う主な動機
雇用の安定:38.6%
職場環境 :23.0%
給与   :15.8%
昇進・昇格:14.1%
その他  : 8.5%

徹底した成果主義で、頑張ればそれだける稼げる一方で稼げなければ居場所さえなくなる外資系企業。報酬以上に終身雇用や福利厚生が充実する日系企業。働く側の選択動機から、改めて、日系―外資系間の違いが浮き彫りになる結果となった。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について