働き方

グローバルクラウドソーシングの活用実態

投稿日:2013年7月23日 / by

世界のクラウドソーシングの活用実態国内最大級のデザイン特化型のクラウドソーシングサイト「designclue (デザインクルー)」を運営するPurpleCow㈱(本社:東京都港区、代表取締役:柴田 憲佑)は、「グローバルクラウドソーシング白書2013」と題し、公募されたデザインコンペやフリーランサーを対象とした働き方を調査した。

同調査は、国内のみならず世界中のフリーランサーの活動の様子を調査し、グローバルクラウドソーシングの実態について分析。今回は、第1弾として、実際にdesignclueで開催されたコンペを実例に、クラウドソーシングを利用する人材の国籍と提案数から国籍による活用実態の違いについてまとめた。

<参加デザイナー数に関する詳細>
(1)日本(28名)、インドネシア(11名)、フィリピン(10名)、インド(3名)、セルビア(3名)、マレーシア(2名)、 ロシア(2名)、クロアチア(1名)、アメリカ(1名)、メキシコ(1名)、ポルトガル(1名)で、世界11ヶ国のデザイナー計60名が参加。東南アジアのデザイナーが多く参加する結果となった。

参加デザイナーは日本人が28名と単独では最も多いものの、海外デザイナーでは38名という結果となり、海外のデザイナーの方が多く参加する結果となった。

<国籍別の提案数に関する詳細>
日本(126案)、フィリピン(104案)、インドネシア(70案)、マレーシア、インド、セルビア、ポルトガル、ロシア、アメリカ、メキシコ、クロアチアで計368案が寄せられた。

<国籍別の平均提案数に関する詳細>
デザイナーの積極性を判断する基準として1人当たりのデザインの提案数を分析。多い順に、提案数15.5案のマレーシア、10.5案のフィリピン、6.4案のインドネシアという結果となった。

<ユーザー別の提案数ランキング>
1位 Kozue Suzuki(日本) 41案
2位 Arist The Arist(フィリピン) 28案
3位 toing(マレーシア) 21案
4位 leech(フィリピン) 19案
5位 abuarkan01(インドネシア) 18案

【総括】
今回のグローバルクラウドソーシング白書 2013 第1弾では、デザイナーの国籍とデザインの提案数にフォーカスすることで、国籍によるコンペへのコミット度合いに注目した。デザインの提案数では日本人デザイナーより、特に東南アジアのデザイナーが非常に積極的にコンペに参加している様子がわかる結果となった。提案数は、各国の給与格差や雇用状況などが積極性に関与していると考えられる。

◇リサーチの概要
・調査方法:Mashup Awords 9コンペ参加者を分析
・調査期間:2013年6月24日〜7月8日
・対象者:Mashup Awords 9コンペ参加者
・有効対象数:60名
・対象者属性:日本人28名(47%)、その他の国籍32名(53%)
・コンペ報酬:賞金$310、MA9ロゴ入のTシャツ、MA9のステッカー
・コンペURL:http://www.designclue.co/competitions/536

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