働き方

ついやってしまう恋愛シーンでの仕事の習性

投稿日:2015年12月7日 / by

ザックリと人生の3分の一は仕事に従事している。職務内容やのめり込み具合によっては、それが体に染みつき、プライベートで発露することも珍しくないかもしれない。「pairs(ペアーズ)」( http://www.pairs.lv/ )は、 同サイトの会員を対象に「職業柄、恋愛でついやってしまうこと」についてアンケート調査を実施。その結果から“恋愛職業病”を考察する。

pairs

まず、職業柄、恋愛でついやってしまうことがある、の質問については男性が「ある」25.3%、女性が31.2%だった。男女合わせて4人に1人以上が、“恋愛職業病”があることになる。意外に少ない感じもするが、恋愛に仕事を引きずる様では、うまくいくものもうまくいかない、と考えれば、妥当な結果ともいえる。

教師は説明が授業のようになってしまう人も

では、実際、どんなことをしてしまうのか。経営者・役員では「つい経営者側の意見を言ってしまいます」(男性・30~34歳・愛知)、「働く事に対しての考え方を聞いてしまいます」(男性・35~39歳・愛知)と立場的にどうしても上から目線になりがちになる結果がみられた。逆に「おせっかいだけど、何でもかんでもお世話をしたくなります」(男性・55~59歳・広島)と、恋愛をより促進させるような“症状”もあった。

上場企業勤務の人では「男女の壁がある職場なので、女性との対応に消極的になる事がある」(男性・35~39歳・茨城)と職場のムードがそのまま、男女のコミュニケーションに反映されることを打ち明ける人がいた。「すいません…とすぐに言うこと」(男性・35~39歳・大阪)という男性は、いつも会社でペコペコしているのか、恋愛にはマイナスな“クセ”が染みついていると明かす。「自分の商品価値を分析して、どこにどれだけの期待値があるか探る。そしてターゲットに刺さるアピールポイントを具体化します。笑」(女性・30~34歳 新潟)という女性は、会社でもバリバリ働いていそうだが、少し興ざめな印象もする。

教育関連では、なるほどうなずけるやってしまうことが並んだ。「何かを説明すると、授業のようになってしまいます」(男性・25~29歳・大阪)、「行動観察。担任したことのある子に見立てて性格を分析する」(女性・25~29歳・神奈川)、「生徒に教えるように、ついつい世話を焼きすぎてしまう。あと、メールなどの日本語や漢字の間違いを指摘してしまう。」(女性・25~29歳・愛媛)など。これは、一種の“プレー”として楽しむのが、恋愛促進にはいいのかもしれない…。

看護師の場合は、「血管をみる、風邪くらいで心配しない」(女性・25~29歳・福岡)、「喫煙者と聞くと肺炎を心配し禁煙を過剰にすすめる」(女性・25~29歳・山口)、「相手の肌質や体調を気にしてしまう」(女性・25~29歳・宮城)、「体調悪い時に、症状を聞いてアセスメントしてしまう。」(女性・25~29歳・東京)と何かと頼もしい回答が並んだ。

仕事と恋愛については、分かれる理由につながっているケースも珍しくない。忙しすぎて会う時間がない、して欲しくない仕事に就いている場合もあるだろう。恋愛にとって、仕事は結構大きな意味があったりする。その意味では、この調査の回答は、まだ微笑ましい部類のものばかりだが、こうしたことが積み重なり、離別につながる可能性もあるので、時々、「ついやってしまっていないか」をセルフチェックしてみた方がいいかもしれない…。

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