働き方

疲労回復は耳から

投稿日:2015年6月29日 / by

heeling1プログラマーTは、最近、疲れ気味だ。体が何となくだるく、重い感じ。寝ても、それが全然取れない。スタミナドリンクやスタミナ食を率先して飲食しているが、瞬間的な効果で、抜本的には何も変わらない。業務が山積する中、仕事の生産性が明かに落ちており、わらにもすがる思いで購入したのが、CDだ。

もちろんAKB48のものではない。癒し効果・リラックス効果があるといわれるセラピーCD、その名も「疲労解消のための音楽」(デラ=1,944円・税込)だ。内容は小鳥のさえずり、川のせせらぎにピアノやヴァイオリン、ハープ等がブレンドされた楽曲。耳に心地よく、心にしみわたる。これを休憩時間や寝る前に聞くようにした。あれだけ悪かった寝つきが、スーッと入眠できるようになり、朝のけだるさも緩和されてきたように感じる。

実際、このCDは、国立研究開発法人理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの技術指導のもと、大阪市立大学 健康科学イノベーションセンター、大阪市立大学大学院医学研究科システム神経科学との共同研究により、気分測定調査や自律神経などの生理学的な検証試験を経て制作。共同研究では、健康な成人モニター20名を対象に、本CD試聴時と試聴しないとき(無音時)についての疲労軽減効果を、主観的気分測定システムKOKOROスケール、および自律神経測定による疲労評価システムを用いて検証している。

heeling2その結果、CD試聴により、自覚的疲労度の軽減効果や安心・リラックス効果がおおいに期待されることが示されている。いわば“効果実証済み”のCDなのだ。

疲労の原因は、単なる働き過ぎとの自覚はある。だから、生産性を上げ、いまの山積した業務を処理したら、仕事をこなす量もうまくセーブしようと考えている。余裕がなければ、生産性が下がるだけでなく、いいアイディアも浮かばない。これでは悪循環でしかない。川のせせらぎを聞いている方が、仕事のアイディアが浮かんでくるのはなんだか不思議な感覚だが、脳はデジタルより、アナログが好きなんだろう、とTは最近しみじみ感じている。

 

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