働き方

お金への感覚で大きく変わる稼ぎ方のレンジ

投稿日:2015年10月20日 / by

お金を数字と思えるか

お金は単なる数字である(平城氏撮影)

お金は単なる数字である(平城氏撮影)

株の取引をやるようになってから、1日の取引で新入社員時代の初任給以上の利益が出たりすることも珍しくありません。そんな経験をしていると、お金についてあらためて考えさせられます。銀行口座から証券口座に送金した時点で、「お金」という感覚から、『数字』という感覚に変わります。

後は取引をひたすら繰り返し、プレイヤー同士で数字を増やすゲームをする。ドラクエのレベルを99に上げるのと、感覚的にはさほど変わりはありません。

ただ、お金と数字の大きな違いは、実体経済と直結しているかどうかということ。証券口座で増やしたお金は、現金に交換して様々な物・サービスと交換できます。汗水垂らして必死に働いて稼いだお金も、株の取引で一瞬にして稼いだお金も、使われるときは同じです。

お金を得たり、失ったりすることに対して、人は一喜一憂してしまいます。それは、大きなお金を持っていた方が、人生の選択肢が確実に広がるからです。

とはいっても、お金を持っているから人の価値が上がるわけではありません。逆に、お金を持っていないから人の価値が下がるわけでもありません。

お金への観点が変わるといろいろなものがみえてくる

つまり、『お金は単なる数字にすぎない』のです。この感覚が持てるようになると、お金を稼ぐことに対して感じているハードルが、ぐっと下がります。

例えば、『1万円を稼いでください』と言われた場合を考えてみましょう。人に雇われた経験しかない人は、自分の時間給をもとに労働時間を想像するかもしれません。時給2,000円だったら5時間の労働ということです。

でも、稼ぐ方法はそれだけではありません。家にある不要品をヤフオクで売ってみれば意外に高い金額で売れるかもしれないし、道端で歌ってみたら以外とお金がもらえるかもしれない。自分のブログで商品を紹介したら売れるかもしれないし、自分のFacebookでSkype相談を募集したら注文が入るかもしれません。もちろん、株やFXなどの取引も達成手段の1つです。

お金を、働いた対価としてでなく、単なる数字として捉えられるようになると、こうして示した事例以外にも、今まで見えなかったことが見えてくるようになります。


hiraosi【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
@SOHO:http://www.atsoho.com

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