
新しい働き方を考えるイベントがキックオフ
「TOKYO WORK DESIGN WEEK」のキックオフイベントが2013年4月19日、都内で開催された。会場は時代の流れに敏感な来場者で定員を超え、夜のネットワーキングパーティーまで、盛況のうちに幕を閉じた。
同イベントは、新しい働き方や新しい会社にまつわる未来のためのアイデアやヒントを得られる場として企画。11月に予定されるの本番を前に、反響の大きさを受ける形で、ワンデイイベントとして実施となった。
「変革の時代にあって、メディアでも新しい働き方をテーマにした特集が頻繁に取り上げられる中、そうしたテーマを語り合う場がないと感じていた。そこで、仕事や働き方をデザインするトップランナーに声をかけ、こうした場をつくることが実現した」と同イベントプロデューサーの横石崇氏は説明した。
キックオフとなる同イベントには、ボードメンバーであるNPO法人グリーンズ理事の兼松佳宏氏、日本仕事百貨のナカムラケンタ氏、ライフハッカー編集長の年吉聡太氏、仕事旅行の田中翼氏らの他、WIRED編集長の若林恵氏、シブヤ大学学長の左京泰明氏などキーマンが勢ぞろい。トークセッションやワークショップなどを繰り広げた。
また、会場の拠点となる渋谷ヒカリエとは別に、仕事旅行の仕事体験プログラムも同時進行で実施。同プログラム参加組は、「まちのプロデューサーになる」、「ブックセレクターになる」、「大工」をそれぞれ体験し、その様子は休憩中に写真で会場へ配信された。
11月に開催される本番は、「働き方の未来図をつくる7日間」と題し、渋谷・原宿・表参道などを舞台に、働き方や仕事にまつわる知的都市型イベントして、国内最大規模で1週間にわたって実施される予定。新しいワークスタイルを実践するキーマンや100以上の企業や店舗、団体が参加し、ユニークで斬新な企画や発表を行う。
同イベント開催へ向けては、新しい働き方の未来図をズバリ描いた「ワークシフト」の著者、リンダ・グラットン氏もビデオでメッセージを送り「いま皆さんが感じているように、仕事や働き方が急速に変化しています。TWDWはその実情を知るいい機会になるでしょう。ぜひ皆さんで集まっていろいろな意見を交わし、アイディアを交換し合いましょう」と、イベントの可能性とともに一人でも多くの人が行動を起こすことに期待を寄せた。