
美のカリスマが新人研修で仕事力向上のメイク術伝授
新人研修で仕事力アップのメイク講座を開催

新人に“天下取りホクロ”をつけるTAKAKO。新人からの天下取りは実現するか…
メイクで磨く“ビジネス力”――。新入社員の入社で華やぐオフィスは、研修も活発に行われている。全研本社(東京都新宿区、代表取締役社長:林 順之亮)ではさきごろ、新人を中心とした女性社員を対象に、メイクテクニックの研修を実施。カリスマビューティークリエーターのTAKAKOを講師に、美しくなることはもちろん、デキるビジネスパーソンになるスペシャルなメイク術を学んだ。
多様化が進む新人研修の中にあって、身だしなみに直結するメイクアップ研修は、比較的オーソドックスだ。一方で、女性が活躍する社会に対するトーンがアップしており、職場での女性ならではの輝き方にも一層の注目が集まっている。最近では、某女性議員が、自身の疑惑の弁明会見で、その内容とともにTPOを無視したメイクが酷評されるイタい出来事があったばかり。
「弊社は美容系のメディアやソリューションを多く手掛けており、美容業界や健康産業に対するアンテナの感度を高く広く保ってもらいと考えています。社会人としても、どんなに仕事ができても、ビジネスシーンに場違いなメイクアップや服装では仕事にもマイナスになりかねません。TAKAKOさんから“女子力アップ”のコツを伝授いただき、これを機に美容業界のトレンドを自分たちが牽引しているのだ、という自覚を強く持ってもらえればと」と同社人事担当の田中氏はその狙いを明かす。
成績アップにはやはり「顔」、そして「姿勢」が重要

指導を受けながら実際にメイクする女性社員
講師を務めたTAKAKOは、新人社員を含む全48人の女性社員の前で「女性が成績を上げるにはやっぱり顔、そして姿勢です。きれいで損することはありませんからね」とズバリ。女性にとっての「顔」の重要性をアピールした。
もっとも、「きれい」といっても、今回の趣旨は、あくまでもビジネスパーソンとしての活躍をサポートするためのメイク術。モテるための華美なものとは一線を画す。キーワードは、清潔感や元気、笑顔、そして自信だ。
「いろいろなポイントがありますが、特に新人さんの場合、実際にそうでなくても自信があるように見えるメイクをすることが大事です。その方がチャンスが増えますから。ポイントは目。色の選択が重要になります。あと、グロスはパサついた唇に潤いを持たせるために使うのがいいですね。乾いた唇は貧相にみえますから」とTAKAKOは、新人でもメイクの力で“ビジネス力”をかさ上げできる裏ワザを惜しみなく公開した。
男性は女性の顔をかなり前のめりに目で追う調査結果も
興味深い調査結果もある。イーマインターナショナルが運営するトータルエステティックサロンSBS TOKYOが、20代~40代の男性300人を対象に「日々の生活の中で男性がついつい目で追ってしまう女性の条件」について調査。それによると「1週間に1回以上」の高い頻度で女性を目で追ってしまう男性は、全体の50.7%。キレイだと感じる女性の条件1位は、「横顔が整っていて美しい」(58.3%)となっている。男性は、かなり前のめりに女性を目で追い、そして「顔」に注目していることがうかがえる。
つまり、TAKAKOが指摘するように「顔」を磨くことは、女性にとってビジネスシーンのみならず、確実にプラスにつながるということだ。メイクテクニックに留まらず、顔相にも精通するTAKAKOは、その方面からもデキるオンナにみせる「顔」についてレクチャーを続けた。
「顔には相があります。左右でも違うのですが、デキるオンナに見せる場合は、右を見せましょう。つまり仕事の時は右の顔を出す。ちなみに恋愛の場合は左側です」とTAKAKO。メイク術とあわせることで、さらなるビジネス力アップにつながる、スペシャルノウハウだ。
天下をとれるホクロ、“天下取りホクロ”の場所とは

女子力がアップした社員と記念撮影するTAKAKO
いわゆるオフィスメイクの極意を、パワフルなトークで全開したTAKAKOは、最後に女性の活躍が声高に叫ばれる昨今の状況の中で、とっておきの秘伝を披露。その上で、働く女性に力強いエールを送った。
「日本も時代が変わって、いまは女性の時代。女性が元気になれば日本も元気なる。もともと認められる点では女性の方が気合が圧倒的に上。どんどん活躍してほしい。実は、“天下取りホクロ”、というのがあるんです。発見しました。きょうはそれを特別に新人さんにしてあげましょう。知り合いはつけて2週間で“トップ”に立ちました」。そういって、TAKAKOは、参加した全ての新人社員の右眼尻付近に直接、“天下取りホクロ”を描いた。
メイクだけで天下がとれるとは思えない。だが、TPOをわきまえ、上手にメイクをする女性が仕事でも活躍することを想像することは難しくない。今後、女性の活躍が浸透する社会になる過程で、メイク術は、単に女性らしさをアピールするだけのものから、よりできるビジネスウーマンとしての必須のスキルになる…。そんな予感を強く感じさせる濃密で斬新なメイク研修だった。