働き方

子育て復帰後の縛れない働き方希望はムシが良すぎですか?

投稿日:2015年3月10日 / by

~仕事・働き方のエキスパートがズバリお応えします~

<質問>

「復職後縛られない働き方を望むのはムシが良すぎますか」

現在子育てで失職中ですが、いずれ社会復帰できればと考えています。一方で、また正社員の時の様に働けるのか不安もあります。自分としては、親の介護もちらついているので、縛られない働き方が理想と考えていますが、ムシが良すぎるでしょうか。(35歳女性)

nayami

【回答】

「確かに厳しいですが道はあるハズ」

日本の一般的な企業で正社員として働きたいと思ったら難しいかもしれないですね。女性活躍とか叫ばれてるし、そうじゃない世界であってほしいものの、いわゆる「普通の路線(会社にとって都合がいい=普通という状況ですが)」から一度外れると、普通じゃないことが求められるますからね。

あなたが理想とする働き方を実現する上で覚悟しておくべきは、 労働時間は増えるかもしれない、 貰える額は以前よりずっと少ないかもしれない、もっとスキルを付けるために自習が必要かもしれない…つまり、ほとんど個人事業主みたいな感覚でいる必要があるかもしれないということです。随分と厳しいかもしれませんが、縛られないためにはそれくらいの“負荷”はかかってきます。

ただ、仕組みをうまく使って、融通の利く働き方をすることは可能かもしれません。例えばネットを使ったクラウドソーシングなどが増えてきているように好きな仕事ができる、時間や場所が柔軟、など

手軽に稼ぎを得ながら実力を蓄え、徐々に理想の仕事を作っていっている人もいるので、「何を一番優先したいか」だけを まずは見極めるのが重要じゃないでしょうか。全員在宅勤務のうちのワークスタイルも 全てが最初から満たされてはいないですからね。

そもそも、これからあなたの様な境遇の人がこれからどんどん増えていくわけですから、社会もそれに応じた仕組みに変わっていかなければいけません。簡単なことではないですが、そうしなければ、労働力を確保できなくなってしまいます。そのことも念頭に置いて、理想を目指していけば、必ずいい出口が見つかると思います。


kouno<回答者プロフィール> 河野理愛
1982年生まれ、徳島県出身、慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中の2001年にNPO法人を設立、代表として経営を行う。2005年にソニー株式会社入社。カメラ事業を中心に、経営戦略・商品企画に従事。2011年に株式会社ディー・エヌ・エー入社。ソーシャルゲームの海外展開を担当。2013年3月、コグニティ株式会社を設立。

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