働き方

酒、タバコ、体臭、血液も「嫌がらせ」の時代に

投稿日:2015年4月2日 / by

お毒 いやーまぶしいわね。やっぱり新人が入ってくると職場が華やぐわね。

猫田先生 おめーんところには、新人なんて入ってねぇだろ。勝手に人の職場に入り込んでんじゃないよっ。それにしてもこのご時世、よくそんな怪しげな放送禁止顔で、セキュリティを通過できたな。

お毒 お客さんの忘れ物を届けに行ってあげたのよ。アフターサービスじゃないのさ。それにしてもイイ男が多い会社だったわぁ。

毒舌家

編集部ニシ お毒さん、それ一歩間違えたらセクハラに該当しますよ。オトコだからって、チヤホヤするのは性的嫌がらせに変わりないんですから。社会人になると、学生時代にはなかったいろんなハラスメントが発生するんです。まともな社会人経験のないお毒さんにいっても無意味とは思いますけど…。

へん0お毒 ちょっと過剰反応じゃないの、アンタ。大体、ハラスと明太子ってなんなのさ。職場じゃ、そんな言論統制があるの? 店では、とてもここでは言えないくらいお下劣な会話が飛び交ってんだけど…、みんな一部上場の役職クラスの男どもよ。会社で言えないから、うちの店で全部吐き出してるのかしらねぇ…。

猫田先生 そういうことだろうな。権力で圧迫する「パワハラ」に加え、いまは妊婦へ圧力の「マタニティハラスメント」が、「セクハラ」とあわせ、職場での3大ハラスメントといわれている。特にマネージャーと呼ばれる立場の人間は、職場ではうかつなことは言えねぇんだよ、いまのご時世。

ニシ その3つはまぁ、当然という気もしますが、いまはスモークハラスメント、アルコールハラスメント、スメルハラスメント、ブラッドハラスメント、ラブハラスメント…なんてのもあります。

猫田先生 要するに酒もたばこも体臭も、血液型だって強要とか嫌がることとなればすべてアウト、くらいの感じになってんだよな。こんな状況でまともなコミュニケーションや教育ができんのか心配だけどな。多少の暴言やジョークがあって、いろいろメリハリがつくと思うんだがなぁ…窮屈だよな。

nekodaBupお毒 サラリーマンも大変なのね。だからアタシには平気で「ブス!」、「お化け!」、「オカマ!」、「シャクレ損ね!」、「青ひげ怪物!」とか言いたい放題なのね。ひどい話よねぇ。

猫田先生 社会人=常識人ってことなんだろうけど、なんかちがうよなぁ。ましてやこれからは企業において人材の多様性が重要といわれてるわけで、職場にいろんな価値観があふれることになるワケだろ。悪気はなくても傷つけるような場面だってたくさん出てくるだろうから、どんどん息苦しくなるんじゃねぇのかね。

ニシ 「ハラスメント」というのは、本人の意図とは関係なく相手を傷つけたり不快にする、という意味なんですよね。「本人の意図と関係なく」ってところがすごく重要で、予防しようと思っても知らぬ間に出てしまうことがある。やっかいなものではありますね。言う人のキャラクターによっては全然セクハラにならなかったりもしますしね。

お毒 そうか、アタシに暴言を吐きまくるあの部長、完全にハラスメントだわ。客だからって許さない!「カマハラ」よっ。でも…ダメだわぁ、あたし、暴言をぶちまけられるほどなんだか心地いいのよね。「もっと、もっと」って、心の中でおねだりしてるの。根っからのマゾ体質なのかしら…。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について