権利収入型ビジネスモデルがすぐれているわけ
『労働集約型』という言葉をご存じかと思います。
具体的に表現すると、
・1度の作業から1回しか収入が得られない
・売上を上げるためには、人手を増やさないといけない
こういったビジネスが、労働集約型と呼ぶことができます。
私はもともとITエンジニアであり、プログラミングのスキルを持っていました。プログラミングのスキルを持っていても、企業への常駐の案件や、システムの受託開発だけをやっていれば、労働集約型のビジネスになってしまいます。
私はこの点を20代の前半から意識していましたので、ショッピングカートのレンタルシステムや、この@SOHOのような『自社運営のWebサイト』を構築し、労働集約型から脱却し、権利収入型のビジネスモデルを創ることができました。
そして、現在は毎月5ヵ国を廻りながら仕事をするという、『海外ノマドスタイル』というライフスタイルを手に入れることができました。ただ、私自身も決して全てが順風満帆だったわけではありません。
私が独立した2006年頃は、ITバブルは崩壊していたものの、企業の業績にまだ伸びしろがあり、私のシステム開発の仕事もどんどん増えていっていました。
ところがあの2008年のリーマンショック後、日本の企業の業績が一気に落ち込み、システム開発の仕事も急減しました。
私はこの兆候を感じるとすぐに、権利収入型の自社のビジネスモデルを強化し、不況の波もなんとか乗り越えることができました。
そして、私がやっておいて良かったこととして、3年前に『海外での資産運用』がありました。
その話は次回、お話しします。<毎週水曜日更新>
【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。
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