
独立して成功することが簡単な理由

なぜ首席卒業より独立起業の方が簡単なのか(平城氏撮影)
抜きん出た結果を出すための姿勢とは
よく、最近流行のオンラインの塾などで、『○○塾 第○期生』という表現が用いられますが、そこに参加している方々のマインドセットには、違和感を感じることがあります。
本来、予備知識や吸収能力によって、人の学習速度というものはかなり個人差があるというもの。
私に相談をしに来られる方の中でも、1回だけアドバイスをしただけで後は勝手に1人でどんどん進める方と、1年以上アドバイスし続けてもあまり進捗が無い方と、かなり違うのです。
しかし、ある人のノウハウを多くの人に伝えようとした場合、マンツーマンでは限界があるからこのような形式をとっているだけで、そこに参加しただけで何かが得られるというものではありません。
塾に入ってヨコの繋がりができるかもしれませんが、彼らは仲間でもありライバルでもあるのです。 大学時代のサークルのような感覚では、人より抜きん出た結果を出すことはできません。
突出した結果を出す人は、大学を首席で卒業することよりも、大学を中退することを選びます。あのホリエモンもそうですね。私も中退したかったですが、大学へ行かせてくれた親への手前、卒業証書だけは取りました.
しかし、8割以上が大学院へ進学、残り2割が大学推薦でメーカー企業へ就職という中で、敢えて文系の人達と同じ、『自力での就職活動』を行っていたのは、同じ学科の200名の同僚のうち、私だけだったと思います。
結果的に当時の5大商社(三井、三菱、住友、伊藤忠、日商岩井)は全敗しましたが。大学の担当教授からは、『君は社長になるか、会社をクビになるかのどちらかだな』と言われました。
なぜ独立起業が首席卒業より簡単なのか
でも結論から言えば、大学で首席を取ることよりも、独立起業することの方が簡単だったと思います。
何故だと思いますか?
そもそも、首席を取ろうとする人より、独立しようとする人が少ないので、『ライバルがいない』のですから(笑
これは独立してある程度時間が経ってみれば、誰でも感じることだと思います。
今の企業組織においても、この大学の話と同じことが言えると思います。
あなたがいる会社の社長になるよりも、独立して成功することの方が遙かに簡単だと思いますので。
ある組織に所属していても、常に自分の中に『狼を養うこと』。連帯感のゆるさの中で自分をごまかさないこと。これさえ実践できれば、1人で前へ進めますからね。<毎週水曜日更新>
【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。
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