働き方

着るだけでマッサージする快適ウエアの気になる実力

投稿日:2015年9月2日 / by

疲労が抜けないのには理由がある

表面の立体的な模様にヒミツが…

表面の立体的な模様が、絶妙なゆるフィット感と相まって、“マッサージ効果”をもたらす

現代のビジネスパーソンは、その多くが慢性疲労状態にあるといっていい。増える一方の業務量と責任を抱えながら、休息の時間は維持されるどころか減るばかり。これでは、疲労回復のメカニズムに逆らうだけで、解消など望むべくもない。逆にジワリと蓄積され、やがて、心身が蝕まれていく…。

「どうも疲れが取れづらい」、「よく眠れない」、「イライラする」…こんな症状があるなら要注意だ。疲労は、交感神経優位の状態が続くことで増幅する。なぜなら、交感神経優位は、緊張状態が続くことであり、そうした状態では消耗するだけだからだ。怒りや睡眠不足は、まさに交感神経優位がもたらすものであり、キケンなシグナルとして見逃せない。

順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏は、“一流の休養”について「睡眠」と明言する。よく眠る、それも質の高い眠りが副交感神経をあげ、血流を良くし、免疫力を上げ、最高のパフォーマンスを引きだすからだ。ところが、現代人の睡眠時間は年々減少傾向にあり、このサイクルに逆行。疲労回復どころか、長時間緊張状態を強いられ、むしろストレスが蔓延しやすい状況にある。

着るだけでマッサージウエアとは

リカバリーウエア市場をけん引するべネクス(神奈川県厚木市)が、その進化系として開発した新製品「リチャージPro」は、副交感神経に働きかけることを強く意識した設計で、睡眠と疲労回復を促す。そのキャッチコピーは、着るだけでマッサージする“波打つウエア”。耳を疑うようなキャッチなーコピーだが、それに違わぬ画期的な製品となっている。

より近づくとこうした凹凸になっている

より近づくとこうした凹凸になっている

着ると内蔵のマイクロローラーが動きだし、マッサージを始める、というようなハイテク製品ではない。だが、目に見えるだけでもいわゆるリカバリーウェアとは一線を画していることは明白だ。最大の特長は、ウェア表面からも目視できる無数の“波”。その正体は、体の部位ごとにマッサージ効果を変える異なるパターンの凹凸がついた生地。これらが、呼吸などによる動きで、肌と擦れることで軽擦法と呼ばれるやさしく擦るマッサージ効果をもたらす。

加えて、糸を編む時に生地の締め付け具合に強弱をつけることで、着用時の姿勢を良くする補正機能があり、着るだけで胸郭が開き、正しい呼吸をサポートする。呼吸が整うと、自律神経のバランスが整い、副交感神経が働きやすい状態になり、回復にとって理想的な状態に近づくことになる。

メジャーリーガーのトレーナーと共同開発

呼吸の重要性を指摘し、製品へのフィードバックを指示したのは、メジャーリーガーなど、多くの著名アスリートのトレーナーを務めるリーチの専務取締役、森本貴義氏だ。同製品の開発に全面協力する同氏は「副交感神経をあげるには、呼吸が重要。そのためには正しい姿勢が必要になる」と指摘する。さらに、軽擦の効果については、筋肉と筋膜のずれを修正し、疲労回復を促進する効果があるという。両方をサポートする機能を盛り込んだ同製品は、まさに進化したリカバリーウエアにふさわしい疲労回復アイテムといえる。

新製品を発表した開発担当の渡辺氏(左)と中村社長(右)

新製品を発表した商品部部長の渡辺氏(左)と中村社長(右)。製品の税込み価格は半袖が1万9,440円、長袖とタイツが各2万1,600円。

同氏は、トレーナを務めるメジャーリーガーやアスリートに同製品を提供している。その反応は「眠りの質が上がった」という他に、「体が柔らかくなった」、「ケアの時間が少なくて済むようになった」といったものがあるという。トップアスリートがその効果を実感するだけに、多忙で疲労困憊のビジネスパーソンにとっても頼もしい回復サポートグッズとして大いに期待できそうだ。

「時間より成果」の風潮が徐々に浸透し始める中、ビジネスの現場ではこれまで以上に長時間労働が問題視されるようになっている。その本質は、徒な労働時間の延長は、生産性を上げるどころか、結果的に下げることにしかならない、ということにある。この製品を活用することで、長時間労働も平気だ、と考えては本末転倒。あくまで適正な労働による疲労回復の最大化に活用するのがベストだ。

ビジネスパーソンがやるべきことは、ただひとつ。いかに時間内で仕事を終わらせ、しっかり休息し、回復することで活力を増し、リフレッシュした状態で仕事に臨み、生産性を高めるという好循環を生み出すことに他ならない。

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