働き方

シニア人材の活用は一石三鳥

投稿日:2015年5月28日 / by

お毒 もうお化けね、足かけ40年でしょ。一人で司会して1万回なんて、化け物、モンスターよ、チョー尊敬しちゃうわ。

猫田先生 「徹子の部屋」の話だろ。お化け、お化けって、オメェのいい方じゃ、黒柳さんがお化けみたいじゃねぇか。お化け番組ってことだろ。

お毒 いや、徹子さんもある意味お化けよ。80過ぎであの美貌は、普通の人間じゃないわね。ノーメークを誰一人見たことがないなんて噂もあるけど、首から上は取り替え式なのかもしれないわよ。

毒舌家

編集部ニシ 失礼ですよ、お毒さん。アダムスファミリーじゃあるまいし…。お化けの話は鏡で自分の顔を見てからしてください。それにしても、シニアの人が活躍するというのはとても素晴らしいことですよね。日本では何となくシニアは老害みたいな雰囲気もありますけど、経験も知識も豊富な間違いなく素晴らしい人材ですからね。最近はそうした人材を発掘する動きも活発で、保育士の人材紹介を行うBaycess(神奈川県横浜市)は子育てが終わった50代、60代の保育士専門の人材紹介サービスをスタートします。

へん0お毒 いいわね。子どもにとってはおばあちゃんみたいだし、いろんなことを教えてもらえるんじゃないかしら…。

編集部ニシ とてもいい距離感になりますよね。ところで、東京都福祉保健局の調査報告によると保育士は2017年に7万4000人不足するといわれています。それに対して、保育士の資格を有していて仕事に従事していない潜在保育士は57万人といわれています。なかでも50代以降の就業率はわずか11.2%と非常に低い状況。この層を掘り起こして再就職を支援することで、保育士不足とシニア人材の活用問題が一気に解消されるわけです。

猫田先生 シニア人材の場合、仕事をする意欲はあってもフルタイムがきついとか、ブランクが心配とかあるんだけど、そんなのは受け入れる側の工夫でなんとでもなる。勤務地を家から近いところにするとか、時短にするとか、業務を限定するとか、な。それができねぇってなら、そもそもそんな会社には未来がねぇよ。これからの時代。

ニシ 実際、すでに同社が発掘したシニア保育士には、自宅から20分以内の人とか、時短勤務の人が多いみたいですよ。シニア人材の保育士としての社会復帰には、孫のような子供と接することによる生きがいの増幅効果も見込めますからまさに一石三鳥ですね。

猫田先生 人口減少、高齢化はネガティブに捉えられがちだど、要は使いようなんだよな。そもそも、いまの70代は昔に比べて若々しいし、元気な人が多い。そのせいか分かんねぇけど、総務省の調査でも、65歳以上、つまり年受給世代の5人に2人は働いてんだってよ。それも介護や製造など人手が足りない業界が中心らしいぜ。まさに“余剰資源”の有効活用だよ。

nekodaBupお毒 ウチも以前売れっ子だったホストをシニアとして再募集しようかしら。でも、さすがに客がひいちゃうわよね、水商売じゃ。

ニシ お毒さんのルックスが基準なら、客もシニアホストに違和感はないかもしれないですね。なにより、良くも悪くも回転率が高まりそうでいいんじゃないですか。

お毒 失礼千万よっ。アンタのツケは、倍にして払ってもらうからね、覚悟しておきなさい。

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